赤間神宮〜日清講和記念館(02.5.11) 


 壇ノ浦を見下ろして、華麗な龍宮造りの門が立つ赤間神宮。ここは、壇ノ浦の戦いに敗れて入水した安徳天皇を祭った神社である。

 「波の下にも 都ありとも」ということで、龍宮城を思わせるつくりになっている。また、境内には水をめぐらせている、珍しいつくりになっている。

 宝物館には重要文化財である「紙本墨書平家物語20冊」や「安徳天皇御尊像」等が陳列してある。

 境内にはまた、小泉八雲の怪談で有名な耳なし芳一の像を安置する芳一堂がある。

 ここは、壇ノ浦の戦いで戦死した平家の武将の墓である、七盛塚。

 次は、日清講和記念館を訪れた。1894年、日本は朝鮮における主導権をめぐって清国と対立して日清戦争となった。

 日本軍は圧倒的な勝利を得て、1895年、ここ下関で日本側は伊藤博文・陸奥宗光、清国側は李鴻章を全権として講和条約が結ばれた。

 その時に使用された家具や調度品が、当時の状態そのまま再現されている。講和会議の舞台となった料亭春風楼からこの記念館に移されて展示されている。

 条約の内容は、賠償金の支払い、遼東半島等の割譲、4港の開港、朝鮮の独立の承認等、日本に有利なものであった。

 記念館の横には伊藤博文と陸奥宗光の像が置かれている。

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