枝豆のゆで方 


 夏はやっぱりビールがうまい。(冬も冬でうまいが・・・・・) そして夏のビールといえば枝豆がつきもの。その枝豆もゆで方によっておいしさがぜんぜん違う。ここでは、私が極めたおいしい枝豆のゆで方を紹介する。みなさんも一度トライしてみてください。

 まずは素材選びであるが、枝豆は粒が大きすぎず小さすぎず中くらいで、色が緑色のものが良い。大きくて白っぽいのは芋みたいな味がしてまずい。

 お湯を沸かして塩を入れる。塩は後でも使うが、伯方の塩や赤穂の甘塩のような、ミネラルのたくさんあるやつがいい。食卓塩は不可。

 水で洗った枝豆をなべの中に入れる。入れてから3〜4分ぐらいゆでる。ゆでる時間は好みによるが、少し固めの方がおいしい。時間はタイマーできっちり計ること。

 ひとつふたつ食べてみて、ちょうど良い固さになったら、ざるにあけてお湯を切る。ここからが枝豆がおいしくなるか、まずくなるかの分かれ道。

 お湯を切った枝豆を、すぐにさっきのまだ熱いなべに戻す。左手にざる、右手になべを持って、右手のなべの中の枝豆を左手のざるにあけて、すぐそれを空になった右手のなべに戻す感じ。

 そこに塩と味の素をたっぷりかける。多すぎるかなっていうぐらいがいい。余分な塩や味の素は後で除去されるから大丈夫。

 左が塩、右が味の素。繰り返しになるが、塩は伯方の塩か赤穂の甘塩の類を使用する。食卓塩ではおいしくならない。

 すぐになべに蓋をしてシェイクして、よーくかき混ぜる。そしてかき混ぜたら1分間むらしておく。

 それを器にあけて出来上がり。余分な塩と味の素がなべの内側に付着しており、そのままにしておくと辛くなってしまうので必ずすぐに移しかえる。底にティッシュやキッチンペーパーを敷くと下の方の枝豆が塩辛くなってしまうのが防げる。

 枝豆はできたての熱いうちがおいしいので、すぐに食べよう。よく冷えたビールと一緒ならば最高!

蛇足1:最もおいしくない枝豆

  • 冷たくて、かつ、乾燥している。
  • 乾燥した後に食卓塩をかけているため、全然塩味がしない。
  • 皮がぐじゅぐじゅになるまで煮込んでいて、豆に歯ごたえがない。

 こんな枝豆が出てきたら、文句を言おう。

蛇足2:冷凍枝豆

 夏以外に枝豆を食べようと思ったら、冷凍枝豆しかない。冷凍もそれなりにおいしいが、生の枝豆とゆでる時間が違う。その時間も商品によって違うので、味見しながらちょうど良い固さにする必要がある。また、ゆでてから冷凍してある枝豆は一般的においしくない。


→その他いろいろ   →最近のトピックス   →内容(目次)