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★☆ キャラ制作奮闘記 ☆★


(2000.03.某日)
スプライトを用意するのだ

いよいよ、自作キャラといこう。
作成するは、麻宮アテナ KOF95バージョン。
何故アテナなのかというと・・・他人様の作ったアテナをいじくっていて、その勢いで・・・・ってのがホントのとこッス。^-^;
で、アテナと言えば、KOF94の声が一番お気に入りなので、是非94で・・・・といきたかったんですが、残念ながら94にはサイコソードがないんだよね。
昇龍拳フリーク(注1)のわたしとしては、サイコソードは外せない。
てな訳で。

作成するキャラの仕様・・・というか、こう作れたらいいなっていう^-^;、希望は次の通り。
@ベース:麻宮アテナ KOF95バージョン
A基本方針:再現系(注2)ではなく、個人的に「こうであって欲しかった」っていう、自己満足系アレンジキャラ。
B基本技:KOF95の技を一通り装備。
C必殺技:サイコボールアタック、サイコソード、サイコリフレクター、フェニックスアロー
D超必殺技:シャイニングクリスタルビット、クリスタルシュート、サイコイリュージョン

Bについて、操作系を6ボタンに変更するつもりなので、若干変更される予定。
Cについて、今のところリフレクターの再現について、見込みなしッス。^-^;
どうやったら相手の飛び道具を跳ね返せる様になるんかなぁ〜?^-^;
Dについて・・・・。
まぁ、折角つくった技だし、入れてみようかな、なんて。^-^;>サイコイリュージョン

とにもかくにも、方針が固まったことだし、いよいよ作成にはいりませう。

まずはスプライトを準備せねば、話になりますまい。
スプライトってのは・・・要するに、キャラのグラフィックのことやね。
たまたま某WEBページでアテナ95のスプライト群を見つけたので、それを使用するつもりでいたんだけど・・・、いざ作成を始めてみると、結構モーションが不足していることに気づく。
いちいち補完するのもなんか悔しいので、結局、1から自分で用意する事にした。(どんな理屈や^-^;)

再び、NEORAGEのご登場である。
ショットファクトリー機能を使って、アテナ以外の背景等を排除して、スクリーンショットを撮っていく。
これが結構大変な労力を要する。
なんか、いきなり挫折しそうな予感・・・^-^;
こんなときには、目先を変えてやるのが一番ってんで、先にパレットを作っておく事にする。

スクリーンショットを元に作ったPCXをSFFに登録するにあたり、それぞれのモーションで共通に使用するパレットデータを準備する必要がある。
そうしないと、M.U.G.E.Nで表示した際に、モーション毎に色化けを起こしてしまう事になるからね。
てなわけで、以下にわたしが行った手順をば、紹介しやす。
ここで詰まっている方は、参考にして下され。

使用するツールはフォトショップ。
まずはベースとなるパレットを準備する。
そのために、基本立ちポーズのスクリーンショットと、キャラセレ時の顔のスクリーンショット、それに必殺技なんかで使うエフェクトのスクリーンショットを、一つのビットマップにする。
なんでこんな事をするのかというと、そのキャラで使用される全ての色をパレットに含むためだったりする。
準備ができたら、そのBMPをフォトショップで読み込む。
で、これをインデックスカラーモードに変更し、「使用中の全ての色を含む」様にする。
このカラーパレットを保存する事で、キャラに必要な色が全て含まれたパレットデータ(ACTファイル)が得られる訳やね。
で、安心するのはまだ早い。
このままだと、背景色も何もあったもんじゃないので、パレットのソートをしておく。
先のパレットを編集し、背景色として使用している色を、パレットの一番最後に移しておく。フォトショップでパレットデータをみた場合、一番最後の色が背景色に使われるのだ。
ついでに、近い色同士を近所にまとめるようにソートしておくと良いかもしれない。
最後に、使用していない色で、使っていないパレット番号を埋めておいた。
あんまり意味はないかもしれないが、この方が後でわかりやすそうでしょ。^-^;
ここまでできたら、このパレットデータを保存しておく。
これでアテナ95用のACTファイルが準備できた訳やね。

さて、話を元に戻そう。

NEORAGEで切り取った画像をスプライトの元ネタとして仕上げる訳だが、ここでもツールとしてはフォトショップを使用する。
別に必要とされる機能をもったフリーソフトを駆使してもいいんだけど、フォトショップならこれ一つで事足りるので、多用します。^-^;
いろんなソフトを使うとなると、それぞれに操作を覚えなきゃならなくて面倒なのだ。

話がそれた。^-^;;

NEORAGEで撮ったスクリーンショットはビットマップ形式。
一方、M.U.G.E.N用のSFFファイルに登録するにはPCX形式である必要がある。
なので、PCX形式に変換してやる必要があるのだ。
あわせて、パレット情報をそれぞれのモーションで統一する必要がある。
以下にその手順の一例を紹介しますね。
全てのモーションを撮りきるのは時間を要するので、とりあえず基本の立ちポーズだけを用意した。
これ以外のモーションについても、手順は同じで良いはずなので参考にして下され。

まずはフォトショップで立ちポーズのビットマップを読み込む。
次に、この画像のパレットモードを変更する。
イメージ−モード−インデックスカラー を選ぶ。
で、次にどのようにパレットをインデックス化するかきかれるので、「カスタム」を選択する。
そうすることで、既存のパレットファイル(ACTファイル)を読み込めるようになる。
ここで、先程作成したパレットを指定する訳やね。
フォトショップの場合、パレットモードをRGBからインデックスへ変更する際にパレットを指定すると、画像の色情報をパレットに存在する近似色に自動的に置き換えてくれるので便利なのさ♪
ここまでできれば、あとはこのファイルをPCX形式で保存するだけ。

こうやって必要なモーションを揃えたら、mcmを使ってSFFファイルを作成、登録する。
・・・って書くと簡単なんだけど・・・^-^;

実際問題、全てのモーションを用意するのは多くの時間と根気を必要とする。
わたしの場合、立ち・しゃがみ・前進・後退の各モーションを準備しただけで、力つきている。^-^;
続きは、ちょいと気力を充電してからになりそう・・・^-^;;;

(注1)昇龍拳フリーク:
実はわたしはSF2’から格ゲーにはまった人でして、当時の使用キャラはKENでした。
上昇中は完全無敵、当たれば大ダメージが期待できるが外せば大ピンチという、ハイリスク・ハイリターンな昇龍拳という技の虜だったんですよ。
因みにわたしにとって昇龍拳の定義は、あくまでも上記であるため、SSF2X以降の「潰される」昇龍拳はかなり不本意です。
サマーソルトに負けるなんて、論外っ(T-T)

(注2)再現系:
元ネタであるゲームでの性能を、忠実に再現しようとするキャラ作成法。
本当はこっちの方が万人受けするんだろうなぁ。


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