地震の絵本

国内・国外で発生している大地震。いつ起るのかわからない東海地震。
地震地帯である日本に住む私たちは、常に地震の脅威にさらされています。

わたしは、幼少の頃から静岡県に住んでいます。
県では「第3次地震被害想定」というものを公開していて、東海地震の際の各地の想定震度などを知ることができます。
わたしの地区では想定震度は6強以上となっており、半数以上の建物が倒壊するということです。
子供の頃から、大地震に対して心の準備はしているつもりですが、現実に遭遇したら、冷静に行動できるか自信がありません。

最近、世相を反映してか、地震の関連図書が増えています。
子供向けの絵本は、内容が簡単なので、とても読みやすく理解しやすいです。(05/05/15)

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金子 章 文
鈴木 まもる 絵
あっ!じしん

楽しい一家のだんらん。あっ!じしんです。こわい。
でも、しばらくして揺れはとまりました。ニュースもながれています。

楽しみながら防災の知識を身に付ける本です。
楽しみながらとは不謹慎な!と思われるかもしれませんが、この絵本は、防災に対して関心をもってもらうことを第一の主旨としているようです。

地震が起るとおばさんがころぶ、津波が来るとサーファーが空をとぶ、など、子供の興味を引く絵と文で、面白く説明しています。
どんなしくみで地震はおこるのか、おこったら家の回りや町はどうなるのか、その時はどうしたらいいのか、など、必要な知識が無理なく理解できるようになっています。
プレートに関する説明も、とてもわかりやすいです。

学研 33ページ かな

【地震関連の絵本・児童書】

山古志村のマリと三匹の子犬 文芸春秋119ページ

震度7―新潟県中越地震を忘れない ポプラ社70ページ

津波!!命を救った稲むらの火 汐文社25ページ

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