米国で人気の児童書「世にも不幸なできごと」がドリームワークスによって映画化されました。
両親を火事で失った3人の孤児が、行く先々、さまざまな不幸に直面するというアンハッピーな物語です。
シリーズ13巻で完結ということで、日本での翻訳は8巻まで出ています。
映画は、1〜3巻までの内容をまとめて製作されているようです。
この本の前置きには、「この物語にはハッピーエンドは無い。悲劇的な話が嫌ならこの本は読まないほうがいい」といったことが書かれています。
この前置きには作者の何らかの意図が隠されていると思うので、内容が本当に読むに耐えないものであるかどうかはコメントできないのですが、
私が考えるに、この作者、かなりのひねくれたユーモアの持ち主のように思えます。
娘に感想を聞いたところ、主役の子供たちは魅力的で、オラフ伯爵は怖くて、物語は面白かったそうです。
私の感想としては第1巻、第2巻は不可なしですが、第3巻以降は免疫ができたせいでしょうか、とても面白く読めました。
子供だましの展開や外人特有のブラックユーモアがあるので、人それぞれ好みが分かれそうです。
映画の方は、昨年12月に全米公開されて、大人気だそうです。
2005年5月に日本でも公開の予定です。
なお、原作者のレモニー・スニケットは、ダニエル・ハンドラーという作家の別名です。(05/02/21改稿)