子どもに伝えたいものを探す家族の旅
[2000年6月8〜12日 大井田]
次の世代を担う子供たちに、大人たちはなにを伝えるべきだろうか?
忘れてはいけないものを探す旅に出かけました。
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テーマ1:古いものを見つめ直す
白川郷の世界文化遺産「合掌集落」の茅葺き屋根に家づくりのこだわりを見ました。
屋根裏から分かる頑丈な作りにびっくりしてました。
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テーマ2:ものづくりにこだわる
戸隠村の「戸隠そば博物館とんくるりん」で、手作りのおいしさを味わいました。
食べるときの食欲がいつもの倍以上ありました。
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テーマ3:ものの原点をさぐる
小川村の「天文台」のこの望遠鏡で、月の表面を観測できました。
この直後、4歳の息子が「月に窓がないからウサギは入れないよ」と言った。
でこぼこだけの月の表面を見て、家がないと思ったのか・・・
自分の目で観測して、不思議に感じる気持ちが膨れ上がっている様子が
とても大切と感じました。
息子にはあえて答えを教えず、「それは大発見だよ。大きくなったら勉強しよう。
忘れないように日記に書いておこう」と言ったら、「うんうん」と目が輝いていた。
こんな気持ちを大人たちはいつ失ってしまったか?エンジニアにとっても原点なのに。
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テーマ4:人と出会う
人生の先輩から共通して聞けた
「子供にもっと自然をみせていればこんな世の中にはならなかった」といったお話から
「なぜ人が生きるのか」という哲学を感じました。
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小川村の天文学者「坂井義人」さん
[ウルトラマンダイナロケ時の隊員と]
最近の研究成果はNHKで放映されました。
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「これが温泉だ」の著者「池田一行」さん
子供にとっては、小学校・幼稚園を休んで出かけた旅でしたが、
勉強や遊びの前に自然に感じた事、物づくりに興味をもつ事で
とても大切な旅だったと思います。
そして、大人にとっても忘れてはいけない事を思い出す機会になりました。