富良野

富良野地方の主なラベンダー畑の撮影・観光スポットを紹介します。

ラベンダー畑といえば、やはり中富良野町ファーム富田が畑の規模、花の種類とも充実しており、見応えがあります。畑内へは立入禁止ですので、ラベンダー畑だけといった風景写真を撮影するのには最適です。ラベンダーだけの畑としてはトラディショナルラベンダー畑や倖(さきはい)の畑が、様々な花が咲く畑としては花人の畑や彩りの畑あります。


トラディショナルラベンダー畑 ラベンダー(おかむらさき)
トラディショナルラベンダー畑
ラベンダー(おかむらさき)

ラベンダーもありファーム富田で最もカラフルなのが彩りの畑です。下の写真は1999年7月中旬に、彩りの畑付近で撮影した写真です。彩りの畑は有名ですので、ポスターなどで一度はご覧になったことがあることでしょう。


彩りの畑から中富良野町を望む 彩りの畑(ファーム富田)
彩りの畑から中富良野町を望む
彩りの畑(ファーム富田)

ラベンダーの開花時期はその年の天候によって大きく左右されますが、7月20日過ぎ〜7月末なら間違いなく開花しています。


ポピーの咲く畑(ファーム富田) ラベンダーにとまるトンボ
ポピーの咲く畑(ファーム富田)
ラベンダーにとまるトンボ

中富良野町には他にも町営ラベンダー園(中富良野町フラワーパーク)、ラベンダー羊ケ丘、彩香の里(佐々木ファーム)などがあります。中でも町営ラベンダー園は、ラベンダー畑内に自由に入って撮影できますので、ラベンダーにとまる蝶を撮影したり、ラベンダーに囲まれて記念撮影をしたりすることができます。ハイシーズンの富良野地方は全国各地からの観光客でかなり込み合います。特に、ファーム富田付近では駐車場に入る車で渋滞も起こります。そこで、このようなときはJR北海道の臨時駅「ラベンダー畑駅」を利用することをお勧めします。ファーム富田に徒歩7分という近さです。富良野や美瑛に車をとめて、期間限定で走っている展望列車「富良野・美瑛ノロッコ号」を利用しましょう。

中富良野から上富良野町に向かって国道237号線を北上して行き、上富良野町に入った辺りで、左手に小さなラベンダー畑のある店が見えてきます。ここがドライフラワーの店フラワーショップいわたです。下の写真がいわたのラベンダーです。いわたのラベンダー畑はそう広くはありませんが、所々にポピーが植えてあったり、白いラベンダーがあったりしますので写真撮影には面白いでしょう。


いわたのラベンダー畑
ラベンダーとポピー
いわたのラベンダー畑
ラベンダーとポピー

上富良野町には、日の出公園、フラワーランドかみふらの、深山峠ラベンダーオーナー園、かんのファームなどのラベンダー畑があります。下は日の出公園のラベンダー園の写真です。国道237号線を北上していくと右手に見えてきます。ラベンダー園は丘陵地になっていて、冬期間はスキー場となっています。そのため遠くからでもラベンダー園の位置を確認できますが、駐車場から坂を登らなくてはならず、夏の炎天下ではかなりつらいです。ラベンダー園内には、通路がかなり多く設けられていますので、比較的自由な角度で記念撮影もでします。上富良野町は日本で初めてラベンダーが植えられたところで、日の出公園内には「ラベンダー発祥の地」記念碑があり、ここ日の出公園では7月の中旬の土日に「ラベンダー祭り」も開催されます。


日の出公園展望台
日の出公園から上富良野町を望む
日の出公園展望台
日の出公園から上富良野町を望む

どこまでも続くラベンダー畑
アゲハ
どこまでも続くラベンダー畑
ラベンダーにとまるアゲハ

 下の写真は1995年7月中旬南富良野町のかなやま湖畔・鹿越園地ラベンダーで撮影した開花直前のラベンダーです。こちらでは背景にかなやま湖畔が写り、他のラベンダー畑とはちょっと違った風景を撮影できます。富良野市内からはかなり遠いですが、その分訪れる観光客も少なくじっくり撮影できます。他とは違うラベンダー畑の風景を撮影したい方、ゆっくりと楽しみながら撮影したい方にはお勧めです。


かなやま湖畔に咲く白いラベンダー
かなやま湖畔・鹿越園地ラベンダー
かなやま湖畔に咲く白いラベンダー
かなやま湖畔・鹿越園地ラベンダー

この他、富良野市内には、ハイランドふらののラベンダーの森、山部自然公園太陽の里にもラベンダー畑があります。山部からは北海道には珍しく険しい夕張山地を眺めることができます。夕張山地の最高峰芦別岳の登山口もあります。なお、ラベンダー撮影時の色の変化についてこちらの「ラベンダー」で簡単に説明しております。

7月末〜8月初めにかけて、ラベンダー畑のほとんどでラベンダーの刈り取りが始まります。そのため、8月中旬になると最盛期のような紫のじゅうたんは期待できません。本来、ラベンダーは観賞用ではなくて、香料用なので刈り取りは仕方がないところですが、ファーム富田では、「せっかくラベンダーを楽しみに来て下さる観光客の方がいるのに、花が咲いていないとがっかりするでしょう」との配慮から、一部、刈り取らずに残して下さっているようです。遅咲きのラベンダーなどもありますから、各地の開花状況をチェックすると良いでしょう。

戦後まもなく、富良野とニセコ地方で始まったラベンダー栽培ですが、人工香料の普及で一時期富良野地方でも畑がほとんどなくなったそうです。わずかに残ったラベンダーを地道に栽培し続け、今のような観光スポットにして下さった富田氏、そして富良野方面のすばらしい写真を撮影し、そのすばらしさを全国に広めて下さった故前田氏に感謝しながら、富良野観光を存分に楽しみましょう。


試される大地
北海道イメージアップキャンペーン
私たちは、北海道イメージアップキャンペーンを応援しています。
Photo Gallery Menuへもどる