簡単鶏燻製

簡単な燻製でもすばらしい味が作れます
結論は「やっぱり燻製は美味しい」


趣味でやるなら簡単ではつまらない、と長いあいだ考えてきました。しかし簡単でも結局燻製は美味しいということを証明するために考えました。表題は鶏となっていますが応用がききます。まず簡単な器具を作りましょう。

簡単鶏中華なべ

中華ナベ
・女房が「中華ナベを捨てる」ということからこの話が始まりました。
・真中に見えるのは電気コンロについている五徳です。この上に燻製するものを乗せます。足のついている網などが良いでしょう。

簡単鶏板金1

板金(全作業 長袖の服を着て軍手を「はめる」こと)
因みに、北海道では「手袋を履く」と言います。

・トタン板を半径25cmの円に切ります
・90度分切り取り、円錐形に丸めます。

簡単鶏板金2

ネジ穴開け
・接合部をネジ止めするための穴を開けます。
・まず上になる部分に開け、円錐形に丸めて下板に印をつけて開けるとピッタリします。

簡単板金3

煙抜けの穴開け
・適当に煙抜きの穴をあけます。
・この写真より多目に穴をあけたほうが煙が抜けて優雅な味になります。

簡単鶏板金完成

完成
・きれいに円錐形にまとめ、ネジ止めします。
・頂点に穴をあけて針金を通して取っ手とします。
・中華ナベの取手にあたる部分を切り取ります。
・トタン板の切り口をヤスリで擦って滑らかにします。

簡単鶏準備1

鶏の準備T
・新鮮な若鶏一羽。肉屋で内臓を処理してもらいます。
・塩250g。写真では買い置きのゲラン・セルファンを使用。パセリ一束を細かく刻む。
・黒胡椒粗挽き10g ローズマリー&タイム 各 小さじ一杯
・塩とパセリ、香辛料を混ぜ、鶏の表面に擦り込み、腹腔内にはたっぷり入れます。
・ビニール袋に入れ、冷蔵庫に12時間入れる。
・水を換えながら2時間ほど塩抜きします。

簡単鶏準備2

鶏の準備U
・強火で30分〜40分ほど蒸し器で蒸します。ももの付根(関節)あたりが一番熱が伝わりませんので切れ目を入れても可。
・鶏が熱いうちに(火傷注意)中華ナベの五徳に載せてただちに燻製作業に移る。

簡単鶏燻煙

燻製作業
・チップはリンゴが適当と思います。七輪に火をおこします。
・一掴みのチップをナベの底に入れて七輪に乗せて燻煙をかけます。煙が弱くなったらまた一掴み入れます。
・一度に大量のチップを入れると急速に煙が出て木酢の匂いが鶏につきますので少しづつ煙を出します。
・好みの色になるまで続けます。

簡単鶏完成

完成
・熱いうちに食べます。