Tankietka TK-S

RPM 1/72 72500

 

 

TK-Sは、イギリスのカーデン・ロイド豆戦車Mk.VIをもとに、

ポーランドが開発した豆戦車なのだそうです。

とても小さな戦車で、T34/76と並べている写真を見れば、

その小ささがわかっていただけるでしょう。

この中に、2名乗り込むわけでして、

どのような内部になっているかというと、

このページ一番下の、未塗装キット写真を見てください。

車体ど真ん中に、むき出しのエンジンが有りまして、

その両脇に人が乗り込むと言う、なんともむちゃくちゃな構造。

背中にはラジエーターがありますし、

爆音と、熱は、相当なものがあったのではないでしょうか。

搭乗員、多分火傷したと思います。

 

キットは、私が初めて作るRPM製。

パッケージイラストは、イタレリのパッケージを書いている方と同じ方。

ですが、気持ち手を抜いている感じがします。雰囲気は好きです。

ワクワクしながら、箱を開けると、

箱に比べ、あまりにも小さなランナーと、戦車の小ささに驚きます。

1/144の戦車と比べても、小さいぐらい。

モールドは正直あまいです。

一番びっくりしたのは、リベットがすべて省略されています。

ランナーにはNo.がふっていなく、

マニュアルのランナー図に書いてあるNo.と、見比べての作業となります。

組み立ては、ほぼすべてのパーツ同士に、すり合わせが必要。

とまぁ、褒めるところは多くないキットなのですが、

車体内部の再現で、構造の勉強になりましたし、

この車両のキット化は、それほど多くないと思いますので、

貴重なキットなのではないでしょうか。

 

塗装は、3色迷彩で、最近再開し始めたチッピングと、

足回りパステル多めで塗装してあります。

特にエキパイや足回りの表現は、

今までの私の表現にはなかった質感になったと思います。

 

20100108

 

 

 

 

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