1901年、ア・リーグ創設と同時に誕生。創立時から背広と山高帽姿で采配を振るう姿がトレードマークのオーナー監督コニー・マック(本名コーネリアス・マギリカディー)が50年間指揮を執り02年から14年までエディ・コリンズ、フランク・ベーカーらの「10万j内野陣」を擁してリーグ優勝6回、世界一3回。しかし、常勝にこだわらずビジネスを最優先するマックは、強くなると有力選手を高値でトレードに出しチーム全体の年棒を抑えるという手法をとっていた為にその後7年連続最下位と低迷したが29年から投のレフティ・グローブ、打のジミー・フォックス、アル・シモンズらの活躍で3年連続リーグ優勝。29,30年には世界一に輝いた。 そのマック引退後、55年にカンザスシティへ移転。さらに68年にはオークランドに移り、名物オーナーのチャールズ・O・フィンリーが提唱したヒゲ軍団「マスターシュ・ギャング」のキャットフィッシュ・ハンター、ローリー・フィンガース、レジー・ジャクソンらを主力に71年以降5年連続地区優勝、72年から3年連続世界一となった。しかし、FA時代の到来により年棒の高騰した主力を次々と放出して下位に転落するが、88年からは「バッシュ・ブラザース」のマーク・マグワイア、ホゼ・カンセコとリッキー・ヘンダーソン、デーブ・スチュワートらを主力に3年連続リーグ優勝。89年には9度目の世界一に輝いた。 その後再び低迷したものの、ジェイソン・ジオンビー(現ヤンキース)を中心とした若手強力打線とメジャー・トップクラスの若手先発陣で2000年から3年連続プレーオフ進出中。 A'sはヤンキースに次ぐワールドシリーズ優勝回数を誇る名門チームですが、一方で最下位の回数も29回、100敗以上のシーズンが17回もありこちらはリーグ最多。昨年の20連勝は記憶に新しいのですが過去に20連敗を2度も(1916、43)記録しているのはA'sだけという事実から、A'sは両極端なチームであるといえます。 |
●歴代監督の在籍年と勝敗 | ||
監督名 | 在籍年 | 勝敗 | |
コニー・マック | 1901-50 | 3582勝3814敗 | |
ジミー・ダイクス | 1951-53 | 208勝254敗 | |
エディ・フースト | 1954 | 51勝103敗 | |
ルー・ブードロー | 1955-57 | 151勝260敗 | |
ハリー・クラフト | 1957-59 | 162勝196敗 | |
ボブ・エリオット | 1960 | 58勝96敗 | |
ジョー・ゴードン | 1961 | 26勝33敗 | |
ハンク・バウアー | 1961-62,69 | 187勝226敗 | |
エディ・ロパット | 1963-64 | 90勝124敗 | |
メル・マクガーハ | 1964-65 | 45勝91敗 | |
ヘイウッド・サリバン | 1965 | 54勝82敗 | |
アルビン・ダーク | 1966-67,74-75 | 314勝291敗 | |
ルーク・アプリング | 1967 | 10勝30敗 | |
ボブ・ケネディ | 1968 | 82勝80敗 | |
ジョン・マクナマラ | 1969-70 | 97勝78敗 | |
ディック・ウィリアムス | 1971-73 | 288勝190敗 | |
チャック・ターナー | 1976 | 87勝74敗 | |
ジャック・マッキーン | 1977,78 | 71勝105敗 | |
ボビー・ウィンクルズ | 1977-78 | 61勝86敗 | |
ジム・マーシャル | 1979 | 54勝108敗 | |
ビリー・マーチン | 1980-82 | 215勝218敗 | |
スティーブ・ボロス | 1983-84 | 94勝112敗 | |
ジャッキー・ムーア | 1984-86 | 163勝190敗 | |
トニー・ラルーサ | 1986-95 | 798勝673敗 | |
アート・ハウ | 1996-2002 | 497勝474敗 | |
ケン・モッカ | 2003- | 0勝0敗 |
●チーム歴代最高記録 | |||||||
【年間打撃成績】 | 【通算打撃成績】 | ||||||
部門名 | 成績 | 選手名 | 年度 | 成績 | 選手名 | 年度 | |
打数 | 670 | アル・シモンズ | 1932 | ||||
得点 | 152 | アル・シモンズ | 1930 | ||||
安打 | 253 | アル・シモンズ | 1925 | 1882 | バート・カンパネリス | ||
単打 | 174 | アル・シモンズ | 1925 | ||||
二塁打 | 53 | アル・シモンズ | 1926 | ||||
三塁打 | 21 | フランク・ベイカー | 1912 | ||||
本塁打 | 58 | ジミー・フォックス | 1932 | 363 | マーク・マグワイア | 1986-1997 | |
新人本塁打 | 49 | マーク・マグワイア | 1987 | ||||
満塁本塁打 | 4 | ジェイソン・ジオムビー | 2000 | ||||
塁打数 | 438 | ジミー・フォックス | 1932 | ||||
打点 | 169 | ジミー・フォックス | 1932 | 1178 | アル・シモンズ | ||
四球 | 149 | エディ・フースト | 1949 | ||||
最多三振 | 175 | ホゼ・カンセコ | 1986 | ||||
最少三振 | 17 | ディック・シーバート | 1942 | ||||
打率 | .426 | ナポレオン・ラジョイ | 1901 | .356 | アル・シモンズ | ||
長打率 | .749 | ジミー・フォックス | 1932 | ||||
盗塁 | 130 | リッキー・ヘンダーソン | 1982 | 867 | リッキー・ヘンダーソン | 1979〜84、89〜93 94〜95、98 | |
【年間投手成績】 | 【通算投手成績】 | ||||||
登板数 | 81 | ジョン・ワイアット | 1964 | ||||
完投 | 39 | ルーブ・ワデル | 1904 | ||||
投球回数 | 383 | ルーブ・ワデル | 1904 | ||||
勝利 | 31 | ジャック・クーンブス | 1910 | 284 | エディ・プランク | 1901-1914 | |
レフティ・グローブ | 1931 | ||||||
敗戦 | 25 | スコット・ペリー | 1920 | ||||
勝率 | .886 | レフティ・グローブ | 1931 | ||||
与四球 | 168 | エルマー・マイヤーズ | 1916 | ||||
奪三振 | 349 | ルーブ・ワデル | 1904 | 1985 | エディ・プランク | 1901-1914 | |
完封 | 13 | ジャック・クーンブス | 1910 | ||||
被本塁打 | 40 | オーランド・ペーニャ | 1964 | ||||
防御率 | 1.30 | ジャック・クーンブス | 1910 | 1.97 | ルーブ・ワデル | 1902-1907 | |
セーブ | 51 | デニス・エカーズリー | 1992 | 320 | デニス・エカーズリー | 1987-1995 |
サイト内の画像、記事及びその他の無断使用・無断転載を固く禁じます。
リンクは大歓迎です!事後で結構ですのでメールにてご連絡ください。
Copyright © 2003 "ririya's" All Rights Reserved