memoジェームズ・P・ホーガンmemo
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造物主の選択 仮想空間計画
■ジェームズ・P・ホーガン -James.Patrick.Hogan-


(英 1941〜 )コンピューター・セールスマンから転身、一気に書き上げた処女作「星を継ぐもの」が翻訳紹介されると同時に爆発的な人気を博する。
(東京創元社 解説目録より)



ホーガン作品 キャラ御一行(博士が多いですね…。)



《巨人たちの星》シリーズ…この長さで、この内容の充実度、そしてプロローグ&エピローグの配分、お気に入り度100%。
星を継ぐもの
1981年7月31日初版-1981年11月6日第4版 (毎月重版…)
1998年11月20日第49版-2002年3月15日第55版
ガニメデの優しい巨人  (人工知能)ゾラック登場。
1981年7月31日初版-1981年11月6日第4版
2001年1月12日35版-2002年7月19日第36版
巨人たちの星  (人工知能)ヴィザーとジェヴェックス登場。
1983年5月27日初版-2002年1月18日第28版
内なる宇宙(上)(下)
(上)1997年8月29日 (下)
《造物主(ライフメーカー)》シリーズ
造物主(ライフメーカー)の掟 (取材コメント無し。)
1985年9月13日初版-1988年4月8日第7版
造物主(ライフメーカー)の選択
1999年1月29日初版
創世記機械

未来の二つの顔
未来からのホットライン
終局のエニグマ(上)(下)
マルチプレックス・マン(上)(下) 解説:福本直美
(上)1995年2月3日初版-1997年2月14日第4版
(下)1995年2月3日初版-1996年2月23日第3版
時間泥棒(違法投棄では…。)
ミラー・メイズ(上)(下)
インフィニティ・リミテッド(上)(下) 解説:高橋良平
(上)1997年1月31日初版 (下)1997年1月31日初版
量子宇宙干渉機
1998年10月2日初版-1999年7月9日5版
仮想空間計画
1999年7月23日初版-2000年4月7日重版
ミクロ・パーク
終わりなき平和


 とにかくきっちとした話といい、機械に対する温かい目といい(この辺の見方アシモフ氏と似てるかも)、おまけに博士タイプが主人公に多かったり、終わりも明るい感じだったり、全てが好みです。多分この先も一番好きな作家だと思う。
 多分SFというものの捕らえかたと、人間に対する常識がかなり近い(恐れ多いけど…^^;)に違いない。
 巻頭に謝辞として、○○大学△△研究所□□教授に感謝、と書いてるのが、「仕事と称して最先端の研究機関に取材にいける!。SF作家って美味しい♪」と言う、作者のメッセージの様で嬉し、楽しい。
造物主(ライフメーカー)の選択
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1999年1月29日初版
 謝辞「カーネギー・メロン大学ロボティクス研究所のハンス・モラヴェック氏のご助力と、同研究所が先端を切る精神、機械、その他の分野に関する素晴らしい施策の成果に感謝したい。そして、いっしょにご協力いただいたかたがたにも。」
(仕事と趣味を兼ねてるとしか思えない…^^。)

 なんと言ってもこの話で大活躍したのは、人工知能の《ジニアス5》もしくは《ジニアス》でしょう。科学大好き人間(と思われる)作者が、愛情たっぷりにえがきあげたととしかいえない場面の数々。サーヴィクへ伝達する内容を、いちいち皮肉たっぷりなマンガ(アニメーション)として、画面に映し出す憎たらしいけど憎めない愛すべき人工知能。
 最期は明るく勝手に復活し、身体を手に入れ《ここにいる》という事を楽しむのだった。(ゾラックは外には出てこないから、人工知能が身体をもったのは、作者の人工知能の中では初めてかもしれない。)

 とんでも性格、最悪気質の人種、ボリジャン。
 どのような社会でその性格が形成され、またどのように行動に影響を与えていたか、そのあたりをきっちりと描かれている。消化不良を感じずに読むことが出来るのも、ホーガン氏ならでは。

 ソフトウェア同士の戦いは、この作品一好きな場面で、名シーン。コンピューター内部の高度な戦いが、表面ではおもちゃ箱の大混乱になっていて、迷シーンともいえる。(このあたりの表現は、やはり「時間泥棒」の作者だなあと思うのだった。)

 地球上の全コンピューターが混乱した結果、戦争が停止になるあたりが作者の楽天思考といえるが、そこがまた暗い話にならずに良かったりするのだった。

 あとがきは牧眞司氏。
 ホーガン氏発言「〜三部作なんて聞くと、長さが丁度良くなるように、いい加減なところでぶった切られていて、結末を知るためには次をかわなきゃダメという感じがするよ。私は読者に対して、そんなことはしたくない。作者/読者の関係はしかるべき倫理があるし、作者が読者に負うべき礼節があるとおもている。最優先事項の一つだね。〜」
 という辺りも、読者として作者ホーガン氏にほれ込む一つ。やっぱ一個の商品は一個でなくては。(ローダンみたいな連載は別だけど^^。)無駄にお金を払わされるって消費者としても腹立つしのだ。
 「〜『ともだちが全員去ってしまった』と答えた。ふたりは『ひどいな、そりゃ。いったい何があったんだ?』と訊ねる。私(ホーガン)は言ってやったよ。『やつらを茶色の包装紙にくるんで、ニューヨークに送っちまったんだ』」
 勿論この友人とは登場人物のこと。残念ながら「造物主の選択」の前のインタビューではあるけれど、この《友人》のなかには、《ゾラック》《ヴィザ-》《ジニアス》のような、人工知能御一行も含まれてくるのだと思うし、そういうところがまた、ホーガン作品大好きと思う所以である。
仮想空間計画
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1999年7月23日初版-2000年4月7日重版
謝辞「以下の方々の援助と協力に感謝する。ピッツバーグ、カーネギー・メロン大学コンピューター・サイエンス学部のジョセフ・ベイツとマーク・カントロヴィッツ。アイルランド、ファースト・ナショナルビルディング協会のリアム・カリネィン。ベヴァリィ・フリード、本物の現実の背景情報に関して。ブレンダ・ローレル、仮想現実の背景情報に関して。MTI人口知能研究所およびシンキング・マシン・コーポレーションのマーヴィン・ミンスキィ。アイルランド、ウィックロウ州ブレィのホランズ・ラウンジのジョン・ムーディと従業員の方々。メリィランド州NASAゴダート宇宙飛行センターのブレント・ワーナー。ウィスコンシン大学のパトリシア・ウォーウィック。」

 (取材楽しそうです^^。私もNASA行きたいな。)

インフィニティ・リミテッド(上)(下)
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(上)1997年1月31日初版 (下)1997年1月31日初版
あとがきより〜
「…。私は科学─科学と取り違えられがちなガジェットやギミックではなく、発見にいたる基礎となるプロセス─に、間違い科かもしれないのに信じられている事柄から正しいと信じうることを識別してゆく方法論に、ずっと見せられてきた。科学は、進行中の壮大なパズルにそれぞれのピースをはめこもうと何千もの人々が参加する、世界中で何百年も続いているエキサイティングな探偵小説なのだ。…。」

 この辺の見方が、ホーガン氏だなあ。こういう見方してるから、氏の科学たっぷりSFは、エキサイティングで面白く、そして興味深い。
 愛情は伝播します〜^^。もちろん内容はついていけませ〜ん。でも面白い!。

タム発言
 「奇跡を信じるかって?。よせよ、分かってるくせに。俺は奇跡をあてにしてるのさ」(下p.243)。
 …こんなのもありました。なぜかお気に入りのセリフ。
 にっこり笑顔で、頭の中で《どあほう》と名前を付けるフロント係のシーンもお気に入り。



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