S-JIS[1997-06-22/2000-11-19] Use JavaScript

アメリカの銃規制について

1999年4月にアメリカの高校で、銃の乱射事件が起きた。
アメリカ人は銃を持つのは権利だと思っているらしい。 その事件も「高校に武装した警備員がいれば防げた」そうだ。

「銃を持つのは身を守る為だ」と言っても、銃は殺しにしか使えない。
「銃を持ち、使う権利」⇒「(人を)殺す権利」

もっとも、自分を殺そうとするような奴を殺したくなる考えは分からないではないけど…。 結局、「お互いに相手を殺す権利」を認めるのか「お互いに相手を殺さない義務」を認めるかの違いになるのかなあ。

しかし、こういう事件が起こると、少しは銃の所持の規制に賛成する人が増えるらしい。
そこで、あとどれくらい事件が起きたら銃の規制法が成立するかちょっと考えてみた。

a= [人/事件]事件一回当たりの犠牲者数
b= [人/事件]事件一回当たりの犯人数
c= [人/人]犠牲者一人当たりの、規制法に賛成する人数
s= [万人]アメリカの全人口
p= [%]全人口に対する、規制法が成立するのに必要な割合
n: [事件]事件数
と定義すると、規制法が成立するには
規制法賛成の割合= 事件後の賛成人数= c×a×n p



事件後の人口 s-(a×n)-(b×n) 100

この式を変形してすると
事件数 n≧s×p= [件]

(100×a×c)+(a×p)+(b×p)
犠牲者数a×n= [万人]
犯人数b×n= [万人]
規制法の賛成人数c×a×n= [万人]
人口s-(a×n)-(b×n)= [万人]

…な〜んて、チョーいいかげんな計算だけど、ちょっとやそっとじゃ銃規制法は成立しないねえ。 アメリカで銃の犠牲者は毎年1万5千人程度らしいし。


前へ / 次へ
メールの送信先:ひしだま