HTMLDocumentは、HTMLを保持するDocumentクラス。
JEditorPaneのコンテキストタイプに"text/html"を指定すると、JEditorPane内部で自動的に作られる。
| メソッド | 概要 | |
|---|---|---|
| JEditorPane | getDocument() | JEditorPaneが保持しているHTMLDocumentを返す。 |
| HTMLDocument | getLength() | ドキュメントの長さ（HTMLテキストの文字数？）を返す。 |
| JEditorPane | getSelectionStart() | 選択されている文字列の先頭位置を返す。 選択されていない場合は、カーソルの位置。 |
| JEditorPane | getSelectionEnd() | 選択されている文字列の末尾位置を返す。 選択されていない場合は、カーソルの位置。 |
| JEditorPane | getSelectedText() | 選択されている文字列を返す。 |
| HTMLDocument | getText(pos, len) | 指定された位置の文字列を返す。 |
| HTMLDocument | getCharacterElement(pos) | posの位置が属するElementを返す。 |
| HTMLDocument | getParagraphElement(pos) | posの位置が属するパラグラフ（段落）のElementを返す。 |
| Element | getStartOffset() | そのElementの、ドキュメント内の開始位置を返す。 |
| Element | getEndOffset() | そのElementの、ドキュメント内の終了位置を返す。 |
| Element | getAttributes() | そのElementの属性を返す。 |
| HTMLDocument | setCharacterAttributes(pos, len, attr, false); | 指定範囲の文字列の属性を変更する。 |
キャラクターエレメントは、属性が同じ文字列の塊り。
パラグラフエレメントは、たぶんpタグ１つ分。
| HTML | <p>abc<b>def<i>ghi</i>jkl</b></p><p>mno</p> | ||||
| キャラクター （属性） |
abc | def | ghi | jkl | mno |
| b | b,i | b | |||
| パラグラフ | abcdefghijkl | mno | |||
上記の例だと、bタグの中がiタグで2つに分かれているので、タグは2種類（b,i）だがエレメントは3つ（def,ghi,jkl）になる。
属性を変更するには、以下のようにする。
bold（太字）を入れ替える例：
/**
* 太字を入れ替える
* <p>
* 先頭位置が太字なら通常にし、通常なら太字にする
* </p>
* @param doc
* @param s 先頭位置
* @param e 終了位置
*/
public static void changeBold(HTMLDocument doc, int s, int e) {
Element el = doc.getCharacterElement(s);
AttributeSet now = el.getAttributes();
SimpleAttributeSet chg = new SimpleAttributeSet();
if (StyleConstants.isBold(now)) {
StyleConstants.setBold(chg, false);
} else {
StyleConstants.setBold(chg, true);
}
doc.setCharacterAttributes(s, e - s, chg, false);
}
setCharacterAttributes()内部で新しいエレメントが構成されるし、画面も再描画される。