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| 1986.10.18 於マドリードのアントニオ・ガデス舞踊団スタジオ |
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| 舞踊家 クリスティーナ・オヨス |
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| 『 わたしが踊っているとき、観客の皆さんにも、私と同じ気持ちになって |
| ほしいんです。 |
| わたしは、いまアートをしているんだ、踊っているんだ、とても幸せなん |
| だ、心の奥底から言葉で言い表されない何か特別なものを感じているんだ |
| ということを観客の皆さんに伝えたいんです。 |
| 皆さんが私の踊りを「なんて素敵な、なんて美しい、なんて素晴らしい |
| アート、なんて感情のこもった・・・」と言ってくださり、今まで一度も |
| 感じたことのないような気持ちをお土産に持って帰っていただければ嬉し |
| いんです。』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| Copyright (C) 2006 YUICHI HIRUTA. All rights reserved. |
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| 1986.5.24 於マドリードの自宅 |
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| フラメンコ歌手 ラファエル・ロメロ |
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| 『 プロの歌い手になったのは12歳だよ。何故って経済的な理由から |
| だよ。 |
| わしの故郷、アンドゥーハルではヒターノ(ジプシー)たちがみんな |
| 唄っていた。 |
わしの母や祖母も完璧にギターを弾き、唄ってたよ。わたしはそこから
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| 学んだんだよ。 |
| 生活は苦しかったけど、紳士連中が宴をやるっていっちゃ、そこに呼ば |
| れて唄ったもんだ、金もらってな 』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| 1986.5.20 於マドリードの練習スタジオ |
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| 舞踊家 メルチェ・エスメラルダ |
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| 『 舞踊家にとって大切なことは好きであること。好きであれば、辛い |
| この道も前進できます。 |
| それと自分の内に感情を持つことです。内に秘めたものは生まれつき |
| き持っていなければなりません。それは習得できないものです。 |
| その内なる感情を観客と分かち合えば、自分だけでなく、観客も幸せに |
| することができます。』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| 1986.9.30 於バルセロナの自宅 |
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| 小説家 バルタサール・ポルセル |
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| 『 作家には、現実社会の様々な側面を感じ取れる感性が必要です。 |
| そして感じ取ったものを、文学に転換するためのメカニズムを、 |
| 自分の内部に持っていなければなりません。 |
| 創作する仕事というのは、空と同じです。晴れ渡った空に突然雲が |
| 湧く。2つ3つと雲が増えて、完全に曇ると雨が降り出します。 |
| この雨は意識下の行為の結果であり、小説はこのようにしてできて |
| いくのです。 』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| 1986.9.30 於バルセロナの出版社 |
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| 詩人 ペレ・ジンフェレル |
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| 『 17歳のとき、はっきり作家になろうと決めました。 |
| 書き方について、最も影響を受けたのは、ビセンテ・アレクサンドレ |
| とオクタビオ・パスの二人です。 |
| 作詩で心がけることは、描写の仕方です。一度描写されたら、現実 |
| に見えなければならないし、自己充足的でなければなりません。 |
| 私の作品は文学の流れの中では孤立しています。』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| 1986.6.2 於マドリードの自宅 |
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| 詩人 ルイス・ロサーレス |
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| 『 目を閉じると日本が浮かんできます。 |
ずっと前から、それはわたしの心の中にあるものです。
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| いつからなのかわからない。だけどそうなのです。 |
| 日本を思い浮かべるには、目を閉じるだけで十分なのです。』 |
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| (上記は撮影後、即興で書いたもの) |
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| 1986.5.26 於マドリードの自宅書斎 |
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| 哲学者 フリアン・マリアス |
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| 『 哲学に興味を持ったのは17歳のときからです。 |
| 哲学をマドリード大学の偉大な教授達から学びました。 |
| 特にオルテガ・イ・ガセットから学びました。 |
| 彼は私の一番の先生であり、友人であり、協力者でした。 |
| 哲学を簡単には説明できません。哲学は真実を問う学問です。 |
| いろんな事物の真実を見定めようとするものです。 |
| 特に人間の真実について考えます。』 |
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| (上記は撮影後、インタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| 1986.10.15 於マドリードの自宅書斎 |
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| 詩人 カルメン・コンデ |
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『 私にとって、創造という仕事は瞬時の出来事なのです。
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| その詩を書きたい、書かなければという必要性が湧いてきて、どう |
| しようもなくて書くのです。 |
| 書くための特別な時間はありません。また義務感から書くのでも |
| なく、やめなさいと言われるから書かないということもありません。 |
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| どうしても書かざるを得ない、書きたいというときに書いて来まし |
| たし、今も書いています。』 |
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| (撮影後にインタビューした中から印象的な言葉を抜粋) |
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| Copyright (C) 2006 YUICHI HIRUTA. All rights reserved. |
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