アメリカ同時多発テロ
最初に書いておくがテロなんか絶対に許せるものではない。
誤解されそうなニュアンスもあるが間違ってもテロリズムを肯定するものではないので了承して欲しい。

始めてその映像を見た時に正直「すげーなー」と思った。
何に対してそう思ったか。
戦闘機や、戦車、戦艦やミサイル、いわゆる「兵器」(武器ではない)を使わなくてもアメリカに戦争を仕掛ける事が出来るんだという点だ。
アメリカもそういう見解を出しているが、あれはもう戦争である。
しかも相手は「国」では無く「集団」
「国家」に対して「人」は「兵器」も使わずに「知恵」と「努力」で戦争を仕掛けられる事ができるのだ。「命」さえ掛ければ。
物事の是非はともかく(だから「非」なのは当然なのだが)それはすごい事だと思う。
人間、やりゃあ何だってできるんじゃん。

人の幸せとは何か?
「大切なものを守れる事」
「自分が大切にしている人(達)に必要とされること」
「ひいては自分の居場所があること」
(まあ、大切なものが「人」でなく「主義主張」や「物」の場合は、その「主義主張」や「物」から必要とされてると自分が感じられるかどうかという事だと思う)

通常テロというのは何か目的があって行われるものなわけだから、
自分が死んじゃ何もならない。
結果的に死ぬことはあっても「死ぬこと」を前提に計画は建てないだろう。
でも今回の実行犯は間違い無く「特攻」している。
「死ぬこと」を前提に行動しているのだ。
そこまでして守りたかったもの。
彼等はきっと幸せに死ねたのだろうな。
何も関係の無い人達を数千人も道連れにして。

2001年9月13日