ガチンコデザイナー
クラブ
TBSの『ガチンコファイトクラブ』見てて思いついた。

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『ガチンコデザイナークラブ』

強暴な4期生の目を威圧するかのように武原(仮名)が静かに口を開いた。
「のう、見開きで80点の写真をかっちり入れろちゅうたんじゃ。」
4期生の一人が吼える。
「できるわけねぇだろ! AB版のサイズの中にキャプション80ワード付きの写真が80枚なんてよ! おりゃあ神様じゃねぇんだよ。物理法則は変えられねぇなぁ!」
武原(仮名)の眉毛がピクンと跳ねる。
4期生の胸座をつかむとその口調が180度変化した。
「やれちゅうとんじゃ! ああ? キャプションなんざ8Qでも7Qでも使えばいいんじゃ! やりもせんで口先だけは一人前じゃのう!」
言い返すことの出来ない4期生を尻目に武原(仮名)は吐き捨てる。
「ええか? ちょっとでもアキがあったらゆるさんけぇのう! 一からやり直しじゃ。」

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時間は午前3時。
武原(仮名)は4期生達を叩き起こした。
「おーし、起きたかぁ? 直しが入った。今から作業じゃ。」
眠い目を擦りながら不平不満を口にする4期生たち。
「ふざけるなよ! 今何時だと思ってんだよ!」
一向に起き上がろうとしない4期生達にバケツで水をぶっかける武原(仮名)
「目が覚めんみたいじゃからかけてやったんじゃ! ええか! 今日の朝6時までに入稿せんとそのページが落ちるんじゃ! 時間が無い。わかったらとっととやったらんかい!」

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なんか書いててしゃれにならんな。じゃもうひとつ。

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『ガチンコギャルゲークラブ』

ガチンコクラブ強化合宿。場所は富士の裾野のペンション。
あまりにも不甲斐ないクラブ生達に武原(仮名)の怒りが頂点に達する。
「なんじゃあ、この線は! こんな線でユーザーを萌えさすことができる思うとるんか!」
「なんだよ! だいたいオタクなんざかわいい絵が描いてありゃそれで満足してんだろ!」
武原(仮名)は少し寂しくなった。
しょせんこいつらは好きな絵を適当に描いてビックネームになり、楽をして儲けたいだけなのだ。そしてそこにはギャルゲーに対しての夢や愛情はひとかけらもなかった。
「もうちょっと、期待してたんじゃがの。」
国分部(仮名)に洩らすその言葉に武原(仮名)の心が見えたような気がした。

ところがその5分後、合宿史上最大のとんでもないことが!

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えーこの文章はフィクションであり実在の団体・名称とは関係ありません(笑)。
それではもうひとつ。

『ガチンコAVクラブ』……って、もうやめようか。

2001年8月21日