10日目

〜 12月24日 〜


 この日は世界的にクリスマス・イヴ。ビッグイベントの日、聖なる夜なのだ。


 だからというわけではないが(ホントにそういうわけではないな)、朝食は、「ビジネスマン・観光客でいつも満員」と紹介されているホットドッグ屋「パパイヤ・キング」(3番街86丁目)。美味しいという噂なのに、やっぱりこれくらいの味なら日本のどこででも手に入る。確かに客で混んではいるんだけどね。どこかに本当に美味いアメリカのホットドッグって、ないもんかな?


 そこから南東へ1kmほど歩くと、メトロポリタン美術館。世界4大ミュージアムの1つだ。残りの3つは、パリのルーブル美術館、ロンドンの大英博物館、そしてセント・ペテルスブルグのエルミタージュ美術館。なんだ、じゃあ、あとはエルミタージュだけか・・・なんてな。豚に念仏か。


 左の写真は、モダンアートのコーナー。こういうのが結構好きなんだ。中央の写真は、ティファニーが作ったステンドグラス。そう、この美術館へ来た最大の目的は、ティファニーのステンドグラスを鑑賞することなのだ。右はちょっとした屋内庭園。


 これがぜ〜〜〜〜〜んぶティファニーのステンドグラス。まるで絵のようだ。びっくりするくらい精巧に出来ている。


 繰り返すが、この日はクリスマス・イヴ。プレゼントだ。プレゼント交換だ! というわけで、かねてからの約束通り、よしこに安いヤツだがティファニーの指輪を買ってあげた。もうちょっと給料が上がったら、もうちょっと良いのをな・・・


 くどいようだが、この日はクリスマス・イヴ。だから、ほとんどの店、そして博物館関連でさえも半ドン、遅くても午後2〜3時には閉まってしまう。つまんねぇ〜〜〜〜〜。あ、そういえば、5番街のトランプタワーにはまだ入ってなかったな。良い機会だから入ってみよう。
 あら〜〜〜。1階ロビーには、きれいなクリスマスツリーがあるね〜。ここでコーヒーでも飲んでくつろぐか。と、隣のテーブルから話しかけてきた御仁が(右の写真)。このおじさん、中東の出身らしく、ニューヨークではテニスのプロコーチをしているという。「伊達公子ともよく話す」みたいなこと言ってたな。ホントか? このおじさんも、日本語の教科書を買って勉強しているんだとか。我々、旅先でよくそういうご老人に出くわすよな〜。ま、そういう人だからこそ、我々日本人に声をかけてくるんだろうけど。でも、楽しかったよ。テニスのことも教わったし。いつかまたどこかで! おじさん!


 イヴの夜は、お洒落して外食。まあ、今回は毎晩外食だけどさ。でも、この夜だけは特別でしょう。ええ、ええ、予約してましたとも。それも、とびきりのやつをね。
 そのレストランはワールドトレードセンター南塔の最上階にあり、名前を「Windows on the World」という。NYで最も高い場所にあるレストランだ。1階でコートを預けて、さあ、エレベータで最上階へ。


 見てくださいよ。ウィンドーズ・オン・ザ・ワールドという名前の通りでしょう? 「世界の上にある窓」。窓の外には、ニューヨーク、アッパータウンの夜景が光り輝いている。食事の間、ずぅ〜〜〜っとこれを眺めていられるのか。

 ちなみにこの写真、ウェイターさんが気軽に撮ってくれます。さすがに観光客慣れしてるよね。こないだのダニエルほどは気張らなくてもいいみたい。


 シャンパンを飲みながら夜景にうっとりしていると、さあ、出てきた、出てきた、料理の数々。ここは一流レストランから引き抜かれたシェフが来てからグンと味がよくなったという話をきいていたが、確かにおいしい。


 コースが一通り出てきたら、お約束のごとく、数々のデザート。うっひょ〜〜! でも、一番のごちそうは、やはりこの夜景なんだよね〜。

 はぁ〜、ごちそうさまぁ〜〜〜。


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