ミュンヘン・オクトーバーフェスト
〜 München Oktoberfest 〜


 そしていよいよ、この旅のクライマックスであるオクトーバーフェストのメイン会場(Trinkhalle)に乗り込む。この日は、今年のオクトーバーフェストの最終日なのだった。


 ついにTrinkhalleの中に突入成功。さすがに午後1時過ぎだと入口はスースー入れた。しかし、中はとても広いのに、そこがギッシリ埋まるほどの人、人、人・・・。中央のステージではバンドの生演奏をやっている。Halleの中央はフリーのテーブルで、周囲が予約席。我々は予約などしてないので、当然、中央に席を確保しなければならぬ。どっか空いてる席はないかなぁ・・・・


 TVで見たように、おばちゃんがジョッキをバンバン運んでま〜す。はぁ〜、早く飲みたいなぁ〜。席、空かないかなぁ〜。ちなみに、この時点で、早くも入口には、昨夜と同じように警備員が立って入場規制をしていた。危ない、危ない。あと10分入るのが遅かったら・・・


 30分ほど中をうろついてると、遂に目の前で2人分の席が空く瞬間に出くわした。まわりのバイエルン人の皆様方に御挨拶して、早速、昼飯を注文。
「おばちゃ〜〜ん、ビールとチキン、2人分ね。」
「あいよ〜〜〜〜〜!」
「よし、やっとメシだ。ん? そういえば、ビールのサイズを言うの忘れたな。あ・・・・」
で、おばちゃんがゴスン、ゴスンとテーブルに持ってきたのが、右の写真にあるような1リットルサイズのビール。そうで〜〜す。ここでは有無を言わさずリッタージョッキがやってきま〜〜す。
 あ、机に刺さってるナイフは、隣のテーブルのおじさんが、「かっこいいだろ〜」と言って見せてくれたものです。危ないことはありませんでした。


 最初はナイフとフォークを使おうとしていた我々に、隣のおじいちゃんが、
「チキンとはこうやって食うのだ。」
と実演してくれた。よしこも負けずに応戦。隣のグループは既に結構飲んでいて、我々2人は彼等のペースにつられてグングン飲んだくれモードへと突き進んでいく。
 ボクの隣に移っているクラウスは、実は同い年。地元のアウディの会社に勤めていて、後日、メール添付でデジカメ画像を送ってあげた。


 そのうち、Trinkhalleのライブ演奏が佳境に入ってくると、みんなイスに立ち出す。イスの上から見渡せば、遠くのお客さんとも目が合い、自然とグループの輪が広がっていく。右の写真は、ミラノから車で来たという若者達。ミュンヘンは、ハノーファーからよりもミラノからの方が遙かに近いのであ〜る。ま、地理的な理由を抜きにしても、このお祭りには全世界から観光客が押し寄せてくるのであ〜〜〜〜る。


 昼の2時をまわった頃には、かなりみんなハイになってます。変な指の立て方をしたアジア人カップルもいました(左の写真)。もう、乾杯の輪はテーブル内に留まらず、隣のテーブルへと飛び火。みんな、こちらがアジア人と見るや、珍しがって喜んでくれるのが、得なのか、何なのか・・・ ま、楽しいからヨシとしよう。


 ここは地下鉄ゲーテプラッツ(Goetheplatz)駅のホーム。飲めや、歌えや、踊れや、騒げで、どっぷり疲れたよしこの図(左の写真)。右の写真は、それでも騒ぎ足りないらしい謎のパワーに満ちたよしこの図。



△▲▽▼◇◆□■ バイエルン・総括 ■□◆◇▼▽▲△

 Trinkhalleに入れなかったときはどうしようかと思ったが、無事に目的を達成した今回の旅。バイエルンの春から秋にかけての暖かい気候と同じように、ここの人々の心も温かかった。冬は激寒だけどね。南部ドイツ・バイエルン地方は、あらゆる意味で、前評判通りに豊かでありました。

 正直に言おう。ドイツを旅行するなら、やはりまずは『南』からです!


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