中世の薫り漂う町・トレド


 スペイン2日目、中世のスペインが残る古都・ドレドへ向かった。写真は車窓から。う〜〜〜ん、スペインってカンジ。今回は、時間と交通の便を考えて、マドリッドからの1日バスツアーに参加した。


 入り組んだ道に、石畳。なかなか趣のある町だ。写真右はサンタ・クルス美術館。この町に住んでいたエル・グレコの作品などがある。美しい入口は15〜16世紀の初期プラテレスコ様式のもの。


 路地の向こうに白い尖塔が見えた。これが写真右のカテドラルだった。キリスト教スペインの首座大司教座で、建設に266年もかかったらしい。確かに、大きくて、どっしりした教会だった。内部も素晴らしいらしいが、残念ながら、ミサの時間だったため、見学することが出来なかった。


 車一台がやっと通れるほどの狭い路地。建物はどれも古くて、プラプラ歩くだけでも楽しい。 エル・グレコの最高傑作「オルガス伯の埋葬」を所蔵しているサント・トメ教会、12世紀にシナゴーク(ユダヤ教会)として建てられ、14世紀にキリスト教会に改宗したサンタ・マリア・ブランカ教会を訪ねた。


 写真はサン・ファン・デ・ロス・レイエス教会の回廊。アーチの透かし細工がステキ!


 さぁ、ツアーもいよいよ終り。展望台へとやってきた。町全体がうす茶色。イスラムの職人によって伝えられたムデハル建築が何とも言えない雰囲気をつくっている。「もしもマドリッドに滞在して一日しか時間が無いのであればどこへ行くよりも、まずトレドの街を見なさい」という言葉につられてこの町に来たのだが、ほんと、来て良かった。


 写真はサン・マルティン橋とタホ川。「スペインの中世」という言葉がピッタリな町だった。


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