フラメンコな夜

 ハノーファー発チューリッヒ経由で、夕方、マドリッドへようやく到着。いつもならば、空港から公共の交通機関を使って市内まで行くのだけど、マドリッド市内の空港バスが着くコロン広場は"泥棒"が多くて有名なので、タクシーで行くことにした。空港で日本人女子学生と喋る機会があって、彼女もすごく不安そうだったので、いっしょにタクシーに乗ることになった。まず、どこでもそうだが、運転手は勝手に荷物をトランクに入れようとする。これを制止して、まず値段の確認をした。はじめの運転手は通常の3倍くらいの値段をふっかけてきた。これは高い! と違う車へ移動。今度の運転手は相場の1.5倍。ま、2カ所回ってもらうから、そうんなもんでいっか。とOKした。そしたらそしたら、値段が決まったから、えらく近道をしたのだろう。2カ所を回った後、メーターは相場より安い値段を指していた。


 左の写真は、飛行機の中から。ピレネー山脈を越え、赤茶色の大地が広がり、いよいよ、スペイン! 今回はどんな旅になるのかしら?
 ホテルにチェックイン後、早速、ディナーを予約していたタブラオ(フラメンコが見れる飲食店)に出かけた。写真右はアルムデナ・カテドラル


 このタブラオの名前は Corral de la Moreria。マドリッドの老舗である。質の高いフラメンコが見れるらしい。ディナーはショーの前で、メニューは3種類くらいから選べるのだか、やはり、ここはスペイン! まずはパエリアを食べなきゃダメでしょう。もちろん、飲み物はサングリアで。



 9時をまわり、ようやくショーの時間。まずは女性のみ5人が出てきた。グループで踊った後、ソロのフラメンコ。うぃ〜〜〜、物凄い迫力! 想像を絶している! 踊りもいいけど、独特のフラメンコギターと手拍子、かけ声がすごい。そして、"ミの施法"と呼ばれる、長調でも短調でもない独自の音階とリズムがなんとも言えない。郷愁ただよう表情が忘れられない。


 カップルのフラメンコの後、いよいよメインダンサー登場。彼女の名前はブランカ・デル・レイ。とても有名なダンサーだそうだ。さすがにスタイルも身体の切れも動きも表情も、全てにスキがない。本場のフラメンコに触れて、スペイン初日から感動しました。


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