ベルリン 〜 Berlin 〜


 息子夫婦のアパート・「ライプニッツハウス」にて3泊し、ハノーファー観光かつ日本食かつ家庭料理で旅の疲れを癒した後、我々5人は最終観光地・ベルリンへと旅立つ。写真はライプニッツハウス前にて。

 ハノーファー中央駅からベルリンの西側の中心地にあるツォー駅まで、ドイツ新幹線・ICEで1時間30分。ツォー駅についたら、スグに観光案内所でWelcome Cardを買う。これは29マルクで72時間、市内の電車やバスが乗り放題になるというお得なカード。ホテルはいつもひろちゃん&よしこが利用している「Hotle Alpenland」。安くて対応も良いホテルなんだよね。サヴィーニ広場の北側にあって、駅から歩いて15分くらいか。

 チェックインして部屋に荷物を置き、さっそくベルリン市内へGO!


 まずは市バスを使って、中心から西へと向かってみる。まず着いたのが、シャルロッテンブルク宮殿(Scholoss Charlottenburg)。ここは、プロイセン王フリードリヒT世が后、ゾフィー・シャルロッテの為に建てた夏の離宮。写真は宮殿正面。中には陶磁器や宝物などが展示されているが、博物館には少し飽食気味の我々は中には入らず、裏に広がる庭園を少しだけ散歩。


 さらにSバーン(市電)で西へ行くと、河野兄弟のお目当て、オリンピックスタジアム。ベルリンオリンピックのメイン会場となった競技場。我々兄弟は陸上競技の選手だったので、五輪のシンボルマークを見るだけで心が躍る。中央の写真は、心が躍りすぎて競技場前広場にてはしゃぐ河野(弟)。
 競技場の裏には、サッカー場。ブンデスリーガ1部チーム「Herta Berlin」が練習していた。


 再びSバーンに乗って一気に東側へと足を踏み入れ、ベルリンの壁を見に行く。場所は、東側の観光拠点・アレクサンダープラッツ駅から東側へ3つ行ったWarschauer Strasse駅から徒歩10分足らずといったところ。そこは「イーストサイド・ギャラリー」と呼ばれており、まだ撤去されていない「壁」がシュプレー川沿いに1kmほど残っている。
 Warshauer Str.駅から川に向かって歩くと、まず見えてくるのが左の写真の美しい橋。「きれいだな〜。さすがは"東"!」なんて思っていたが、後から聞いた話では、その橋は、川を越えて東から西へ向かおうとした人達を銃で撃ちまくったという監視塔らしい。ゾゾ〜ッ。
 以前来たときにポツダマープラッツで見た「壁」は、ほんの数メートルの長さだったが、ここは延々と残っている。うひゃ〜、いろんな絵が描かれてんな〜。壁を左手に歩いていくと、Ostbahnhof駅に着く(おお! 一駅分歩いたか)。そこからSバーンで、一気にホテル近くのサヴィーニプラッツ駅へ戻って、1日目の観光は終わり。


 ベルリン観光2日目、西側の中心部にそびえるカイザーヴィルヘルム教会(Kaiser Wilhelm-Gedaechtniskirche)。今回初めて中に入ってみた。中は、この教会の戦前戦後の模型やベルリン中心部の歴史を説明する展示物が置いてあった。戦争の傷跡が痛々しい。


 教会を出たあと、ベルリン観光の定番・100番のバスに乗って、本格的な市内観光に出発。まずは、戦勝記念塔ジーゲスゾイレ(Siegessaeule)。プロイセン時代にフランスに勝ったのを記念して作られた塔。高さは67m。中央は、足下の展望台に登る河野兄弟。そして右の写真は、一番上の展望台に登る河野兄弟。しかしはっきりとは写っておらず、残念。上からは西側も東側もぜ〜んぶ眺めることができる。


 再び100番のバスに乗り、ブランデンブルク門(Brandenburgertor)(中央の写真)へ。東西ドイツ統合の時には幾多の出会いが生まれたこの門。何度来ても感慨深いもんがありますな。
 左の写真は、帝国議会議事堂(Reichstag)。前回はまだなかったドームがしっかり屋上に出来ていた。中にも入れるが、長蛇の列を見て、それに並ぶ気にはならず。
 そこから地下鉄を使ってアレクサンダープラッツ(Alexanderplaz)へ。ここには高さ365mのテレビ塔(右の写真)がある。展望台は高さ203mの地点。並びましたよ、今回は。45分くらい並んだかな。上に登ると、それはジーゲスゾイレとは全然違う壮大なパノラマが。ベルリン市内のみならず、もっと遠くまで一望(もちろん天気による)。


 お次は再開発が急ピッチで進んでいるポツダマープラッツ(Potsdamerplaz)(左の写真)。ソニーセンターはまだ未完成だが、もう間もなくだ。だいぶ大きなビルが建ってきた。新聞のアンケートによると、ここはドイツ人が「最もよく足を運ぶが最もベルリンらしくない」と思っている場所らしい。だってピカピカの近代的ビルばかり並んでるんだもんね。ボクは好きだけど。
 再び西側に戻って、母ちゃん&よしことボクの3人で、ヨーロッパで一番大きいデパート・KaDeWe。ここは広大な売り場面積を誇る。日本食料品売場もあると聞いていたので、ちょっと冷やかしに。でも、日本食料品は少なかったな・・・


 というわけで、この河野家大旅行「欧州三都物語」も、いよいよ最後の夜に。最後はビシッとドイツ料理でシメようということで、前回ひろちゃん&よしこが訪れたときは満席で入れなかったクーダム沿いのレストラン「ハルトケ(Hardtke)」へ。ここは典型的なドイツ料理を出してくれて、地元民にも人気のあるレストランなんだとか。隣に座ってた50歳くらいのご夫婦が写真を撮ってくれるというので、お言葉に甘えて。

お疲れさまでした。かんぱ〜〜〜〜い!!



△▲▽▼◇◆□■ ベルリン・総括 ■□◆◇▼▽▲△

 二度目のベルリンは、前回が10月で今回が8月ということもあり、全然違う明るい顔を見せてくれた。前回よりもスケールの大きいベルリンの壁も見れたし、テレビ塔にも登ったし。ヒロ的には、だいたいやることは済ませたってカンジかな。
 翌日、河野家はベルリン空港からフランクフルト経由で無事に日本へ。そして、我々ひろちゃん&よしこは、ベルリン空港で河野家を見送った後、再びツォー駅へ戻り、一路、友人夫婦ダリック&バーバラの待つポーランドへ。

 旅は、「1999年8月の旅(その3)・東欧」へと続く。


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