ガイランゲルフィヨルド 〜Geirangerfjord〜


 船の中で迎えた朝。そこには、雲に覆われながらも延々と続くフィヨルドが。右の写真のように、みな、じぃ〜っとフィヨルドを眺めながらくつろいでいる。そして、途中で停船する街についたら、その街を観光してまわるわけだね。そして、また乗船して、次の街へと移動する・・・と。船の旅か。いいな。


 正午近く。いよいよオーレスンの街が見えてきた。我々4人は、ここで沿岸急行船に別れを告げる。



 オーレスンはカラフルで綺麗な港町。お土産屋のまわりで、大人達に吹き矢を吹いて回るガキンチョ共がいた。悪ガキはどこにでもいるものだ。


 港から街の中央まで歩いていくと、観光案内所がある。そのすぐ近くにバスターミナルがあるので、そこからバスに乗って、ガイランゲルまで向かう。途中、フェリーに乗りかえたりもする。山あり谷ありの道のり。バスは途中の写真スポットで停まってくれるのが嬉しい。


 さあいよいよガイランゲルの街が見えてきた(左)。バスは進行方向右にガイランゲルフィヨルドを見ながら進む(中央)。フィヨルド内には、こんな雄壮な船が(右)。


 終着点のガイランゲルのバス停の近くには観光案内所があり、そこから電話したら、ホテルの人がワゴン車で迎えに来てくれた。メチャ助かる。
 ホテルは左の写真。これがまた部屋が広くて綺麗で、係りの対応も良くて、こんな奥地なのに!と意外に思うほど素晴らしいホテルだった。ホテルの前には滝(みたいなもの)があって、向こうの山肌にも滝が。


 翌朝、ガイランゲルフィヨルドの入口を眺めながら4人で朝食。前の日の夕食も、ホテル内のこのレストランでとったが、バイキング形式の料理は、質・量ともに文句無し。大満足。それを知ってか、日本人の団体ツアーも来ていた。やっぱりこんな山奥にも日本人ツアーは来るんだね。まあ、完全な個人旅行とはいえ、我々も来てるんだけどね。


 港までホテルの従業員さんに車で送って貰い、いよいよガイランゲルフィヨルド下りへ出発。


 ガイランゲルフィヨルドの特徴は、ソグネフィヨルドよりも幅が狭くて岩壁が間近にあるので大迫力であること。岩壁のいたるところから、たくさんの滝が流れている。風が強かったので、8月上旬というのに、持参のウィンドブレーカーを着ないと、寒くてとてもキャビンに立っていられない。


 船は狭い幅のフィヨルドの中をドンドン進んでいく。曇っているのが幸いして、とても幻想的な雰囲気。途中で同じタイプの船とすれ違う(中央の写真)。向こうからも同じように見えてるんだろう。岸には、ところどころに昔の農家が残っている。船内、船外で流れる数カ国語のガイドアナウンスの中に日本語での説明も含まれているので、いろいろな豆情報が聞ける。


 いよいよフィヨルド下りも終着点に。ヘルシントの街が見えてきた。ここで下船してバスに乗り換え、再びオーレスンへと向かう。


 バスの待ち時間が1時間ほど。その間、ヘルシントの街をちょっとばかり散策。ここは村と言っていいくらいの小さな街。船着き場から400mほど離れた観光案内所に向かう間に素敵な滝があったので、橋の上で記念撮影。


 いよいよバスに乗り込む。山肌をず〜っと登っていくと、さっきまで下ってきたガイランゲルフィヨルドが見えてきた。今度はバスごとフェリーに乗り込んで、オーレスンへと向かう。


 オーレスンのバスターミナルに着いた頃には、再び青空に。ガイランゲルのところだけ曇ってたみたいね。ここから空港バスに乗り換えて、オーレスン空港へ。


 オーレスンから一旦オスロへ戻り、そこからグッと北上して、北の都・トロムソへ。オスロへ向かう途中、眼下の湖のほとりに見えるガイランゲルの街。

 そして、さあ、いよいよ北極圏へ!


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