ソグネフィヨルド 〜Sognefjord〜



 ホテルをチェックアウト(またもや早い!)して、例のごとく荷物を預かって貰い、徒歩でベルゲン駅(左上の写真)へ。ここから列車に乗って、ソグネフィヨルド観光へと出発。
 まず、ベルゲン駅で、「ベルゲン発 → ソグネフィヨルドの支流の出発点となるフロム → 再びベルゲンへ」という全部込み込みの往復チケットを買う。往路も復路も鉄道のパターンや、往路は鉄道で復路はフェリーというパターンなど、いろいろなチケットがある。我々は復路がフェリーのものを選択。そして、まず鉄道でミュルダルへ向かい、そこでフロム山岳鉄道に乗り換える。途中にある滝は圧巻で、記念撮影のために5分ほど停車してくれる。
 山岳列車の中では、必ず「ハロ〜、ハロ〜。」というノルウェー語独特の言い回しで始まる風景の解説が随所で入る。英語やドイツ語でも説明してくれるので、我々もほんの少しだが理解できた。しかし、今となっては、あの「ハロ〜、ハロ〜。」だけが耳に残っている。
 美しい自然の中を通り過ぎながら、目的地のフロムへ。右下の写真は、フロムに着いて、山岳列車前での記念撮影。


 ソグネフィヨルド下りの出発点であるフロム。世界最大のフィヨルドとあって、スタート地点からいきなり大迫力。水が冷たい〜! それに、さすがにここまで上流だと、全然しょっぱくない。


 フロムのフェリー乗り場にあるお土産屋さんを見てまわった後、出航時間までフィヨルドを前にしてお昼寝。ホントに気持ちが良くて、2人とも30分ほど寝てしまった(実話)。そしていよいよ出航。


 天気にも恵まれ、念願のフィヨルド下りは壮大な気分。操舵室には、日本の人形が飾ってあった。観光客がプレゼントしたのかな?


 強い向かい風の吹く中、フィヨルドの中をグングン進んでいく船。風に向かって立っているのがやっと。1時間ほど外にいると、さすがに寒くなってきたので船内で休んでいた。すると、フィヨルドは次第にその幅を増していき、ほとんど海の中を走っているようなカンジになる。


 何時間もかかったフィヨルド下りもいよいよ終わり。ベルゲンの港へと戻ってきた。ここの水は、もうしょっぱいんだろうな。


 ホテルに戻って荷物を取り、ベルゲンの別の港から沿岸急行船に乗る。名前だけ聞くと中型の高速艇を思い浮かべるけど、乗り込んでみると、なんのなんの、全くの豪華客船だった。部屋は個室で、シャワーやトイレも完備。上階にはスイートルームまである。シーズン中は人気が高いので、早めに予約しないと窓のない部屋になる可能性あり。左の写真は、乗船してすぐのところにあるエントランスのラウンジ。乗ってるお客さんも、お金持ち風のドイツ人老夫婦が多かったな〜。デッキに出ると、ちょうどベルゲンの街にかかるブリッジの下を通り過ぎるところだった(中央の写真)。最上階のラウンジは、高級ホテルみたい。これに乗るお客さん達は、2週間近くかけて、ノルウェー西岸をゆっくりと旅することになる。途中、いろんな都市に停泊しながら。なんて優雅なんだろ。


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