シュピーツとベルン
Spiez & Bern


 「グリンデルヴァルトに行くなら、ぜひ、シュピーツにも寄ってみて!」と列車のチケットを買った旅行会社のおばさんが勧めてくれたので、ここの町に途中下車することにした。シュピーツはトゥーン湖畔のまだ観光地化されていない保養地。エメラルドグリーンの湖と小さなかわいい街並みがとてもステキ。


 さて、スイスの首都のベルンに着いて最初に行ったのはベルン美術館。写真はピカソの"女の子の頭(写真左)"と"男の頭(写真右)"。う〜〜〜〜〜〜〜ん、よくわかんない。
 一通り鑑賞して、美術館を出ようとすると、通りすがりのおじさんが、「Oh, Naka〜ta, Naka〜ta」と言って近づいてきた。「NAKATAダロ? サッカーノ! 君タチ日本人ダロ? ホレ、ココニ、ナカ〜タッテ、ナカ・・・ アレ? タタ・・ンカ?」
 「ん?」と思っていたら、どうも、ひろちゃんのデイバックに書いてあるロゴ"TATANKA"の文字を"NAKATA"と読み間違えたらしい。「ワハハハハ!! おじさん、ちがうよ、これはTATANKAだよ! でも、ナカ〜タ、知ってるの?」と聞くと、「知ってるさぁ、俺はナカ〜タのファンだよ。」だって。ここはスイスなのに、わざわざ日本人に話しかけてくるくらいだから、あのおじさん、相当なファンみたい。中田、なかなかヤルねっ。


 列車から見えた風景がとても良かったので、ロレーヌ橋へ行った。アーレ川と中世の古い街並みがとてもいい雰囲気だった。ベルンという地名はベルヒトルト5世が狩りをした最初の獲物が"クマ(ベール)"だったことに由来している。だから、ベルン州の旗には熊が描かれていて、街中にその旗がたっていた。それに、旧市街地からニーデック橋を渡れば熊公園もあり、熊づくしの街だった。


 写真左はブンデス広場。奥は連邦会議事堂。写真中央はマルクト小路。街なかには(とくに駅前からニーデック橋までの小路)にはたくさんの噴水があって、彫像の装飾がみごと! 写真はそのうちのひとつ、ツェーリンゲンの噴水。そして、その奥はベルンのシンボルの時計台。道の脇にはラウベンという石造りのアーケードの歩道があって、これも珍しくて面白い。写真右はスイスで一番高い教会、Muente(大聖堂)。残念ながら、工事中で外見は余りわからなかったけど、入口の装飾は素晴らしかった。





∞〜∞〜∞〜∞〜 スイスの総括 〜∞〜∞〜∞〜∞

 7月というベストシーズンにスイスを訪れることができてよかった。広々とした牧草地に色とりどりの花。そして、草をはむ牛に、ピョンピョン駆け回るマーモット。なんといっても雄大なアルプスの山々がそこにはあった。2泊3日という短いスケジュールだったけど、じゅうぶんスイス気分を満喫した。今にもハイジやペーターが出てきそうな、そんな大自然だった。


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