メンリッヒェン 〜 クライネシャイデック
Männlichen 〜 Kleine Scheidegg


 「6月の旅」で寝台列車の味をしめ、ハノーファーからバーゼルまでまたもや寝台車で行った。バーゼルからは列車を乗り換え、乗り換え、グリンデルヴァルト(Grindelwald)についたのは、お昼すぎ。天気は曇り。「雨が降ってないだけマシよ。」と慰めながらホテルへと向かった。休憩もそこそこにさっそく情報集めに「日本語観光案内所」へ。いろんな割引切符があるなかで、私たちが選んだのは"Regional-Pass Berner Oberland (165スイスフラン・約13000円)"。ユングフラオ登山鉄道が50% Offになって、その他の列車、ゴンドラが乗り降り自由で有効期間3日(7日間内の任意)というこの切符、「ひろちゃん&よしこ計画」を考慮すると、とても都合がよい。切符は手に入れたものの、やっぱり天気のことが気になる。案内所の方に聞いてみると、「山の天気は本当に変わりやすいから、上に登ってみないとなんとも言えないんですよ・・・」と教えてくれた。「行ってみるしかないねっ。」とひろちゃん&よしこ、いざハイキングへ出発!

注:後で気付いたのですが、私たちが泊まったホテルでは、山の上の状況を24時間モニターしてるTVチャンネルがちゃんとありました。それを見れば、山頂の様子がほぼリアルタイムでわかります。


 グリンデルヴァルトから登山鉄道WABで一駅のグルントへ。グルント駅前を右手に歩くと、広い駐車場がある。その奥にゴンドラリフト乗り場がある。ゴンドラリフトは2区間だけど、乗り換えなくてよい。下は一面の牧草地帯。まだ7月なのに家族総出で草を刈っていた。冬はこのあたり、絶好のスキーコースになるそうだ。それにしても、このゴンドラ、かなり長かったぁ〜。30分くらい乗ってたもん。


 
 

 ゴンドラを下りて駅から出てみると、そこは・・・・何も見えない! 雲の中なのか霧の中なのか? 残念・・・・と思っていたが、まわりには可愛いお花がいっぱい。なんだかご機嫌になるよしこであった。


 メンリッヒェンは標高2239m。7月のお花畑なのに、まだまだ雪は残っていた。そういえば、確かに肌寒いなぁ。持ってきたジャンパーとウインドブレーカーを取り出して着た。


アルプス・アザミ
 
 

 道を進むにつれ、いろんな草花が現れてきた。ひろちゃんに"エセ・ボタニスト"と言われながらも、大はしゃぎで写真を取りまくるよしこであった。花の名前、調べて少しだけわかったけど、「?(空白)」が多すぎ! おわかりの方はどうぞメールで教えてください。


 このハイキングコース、ベルナーオーバーラント三山のアイガー(Eiger/3970m)、メンヒ(Moench/4099m)、ユングフラオ(jungfrau/4158m)を見ながら歩けるという素晴らしいコースなのに、真っ白でな〜〜〜〜〜んにも見れませんでした。残念。ほんとに残念。老後の楽しみにとっておきましょ。


サビ色葉の
アルペン・シャクナゲ
アルプス・アネモネ
 
キンバイソウ

 それでもご機嫌よしこでいられるのは、やっぱりこの草花のせい。普通、1時間15分のこのコース、2時間かかっちゃいました。いや、もっとかな? 先を急ぐひろちゃんも、さすがに「はいはい、思う存分見ればいいよ。好きにしろ〜〜〜〜〜っ!」となってしまった。いや〜〜、これだけでも、めっちゃよかった。


 このハイキングコースの終点、クライネシャイデック(2061m)に着いた。ここはユングフラオ登山鉄道(JB)の出発点。お土産屋さんやレストランもあって、登山者で賑わっていた。「ユングフラオヨッホに行ってきた」というおばさんたちに、「どうでした? やっぱり、何も見えませんか?」と聞くと、「上は大丈夫だったわよ。ぜひ、行ってみて!」と教えてくれたので、ひろちゃん&よしこ、登山鉄道JBでユングフラオヨッホへ!


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