ザルツカンマーグート 〜Salzkammergut〜


 ツアーバスに乗って、ザルツカンマーグートへ向かう。ザルツブルクから1時間近くかかっただろうか。山に囲まれた湖が見えてくる(左の写真)。まず到着したのが、ザンクトギルゲン(St. Gilgen)。ここはモーツァルトの母、アンナ・マリアの生誕地。市庁舎(ラットハウス)前に、早くもモーツァルト像(中央の写真)が。ヴォルフガング湖のほとりにあるこの街から観光船に乗ってこのあたりをまわるわけだが、船の待ち時間中、出発場付近で馬車を発見。これを見逃すよしこではなく、「おじさ〜ん、写真とらせてくださ〜い!」と、ちゃっかりタダ乗りさせて貰った。



 いざ乗船。デッキに出てテーブル席をゲット。いっしょのテーブルに座ったアメリカ人の老夫婦と仲良しになった。ダンナさんは元・海軍。奥さんはドイツ人。ダンナさんは世界中の海をまわって、ヨコハマやナガサキにもいったことがあるとか言ってた。だから日本のこともよく知ってるんだって。
 右の写真は、湖の畔に建っている旅の宿みたいなもの。船は、ゆっくり湖上を進んでいく。


景色がええね〜。


 途中には、映画の中でマリア達がハイキングに行くのに利用した登山鉄道(左の写真)もあり、個人で来ているなら我々も是非乗りたかったが、ツアーに参加しているということもあり、この場は断念。山肌を登っている汽車が見れたので、ちょこっと満足。
 それを過ぎると、いよいよ目的地の「白馬亭」が(中央の写真)。そして下船(右の写真)。


 マリア達が結婚式を挙げた教会の祭壇のモデルになった教会。そして、大自然を満喫するよしこの図。ここはホントに自然に囲まれた保養地ってかんじだった。帰りは船ではなく、バスで市内へ。

 感想としては、このザルツカンマーグートまで個人で来るのはかなり大変だと思うので、今回我々がやったみたいに1日ツアーとか半日ツアーで来ることをオススメします。ただ、参加者の7割くらいがお年寄りの方だったにも関わらず、添乗員のお姉さんはメチャクチャに早歩きで、僕たちでさえもついていくのがやっとでした。いくら限られた時間で出来るだけ多くの場所をまわろうったって、あれじゃお年寄りはかわいそうだね。添乗員の責任じゃないんだけど。でも、ザルツカンマーグートの大自然、一見の価値はあるでしょう。天気が良くて時間があれば、個人で来て1泊か2泊するってのもまた一興かも。


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