カズくんの結婚式 in 八代


 1999年5月8日(土)、八代市内のとある結婚式場で、谷口家の長男・カズくんと嶌村家の次女・広美さんの結婚式が行われた。今回のひろちゃん&よしこ・日本滞在のメインイベントである。天気がこれまた快晴! まさに"良き日"に式はとりおこなわれたのであった。1年前は自分たちもやった教会タイプの結婚式。今度は弟のそれを参列者席から見ることになり、ひろちゃん&よしこは感慨もひとしお。屋外での式はほとんどの人が初めてで、みな新鮮な気持ちのようだった。

ひ「おい、やっぱ、チュウすっかな? チュウ?」

よ「ボフッ!」

ひ「ウッ・・・・」

というようなやりとりがあったかどうかは、みなさんのご想像におまかせする。


  

 式は滞りなく進み、いよいよバージンロードを二人で歩いて退場。両サイドから「おみでとう! お幸せに!」の声とクラッカーの爆音がふりそそぐ。去年の経験からすると、新郎としては嬉しいやら気恥ずかしいやら緊張してるやらで、何を言われようがとにかく笑顔で応えるしか為す術がない場面であるのだが、そこのところ、カズくんはどうだっただろうか?
 式の一番最後に、風船とばしセレモニーが。ハトの代わりにハトの形をした風船を飛ばすなんて、面白い趣向だね。青い空に輝く風船達。メチャメチャ美しかった。見てるこっちも、まさに幸せ最高潮! お二人に感謝ですな!

 そしていよいよ披露宴へと突入。二人とも最高の笑顔ですな。披露宴の司会者なんかがよく言う「人生最高の幸せの瞬間」ってヤツ。もちろん、これ以上の幸せがこれからたくさん二人に訪れるよう、みんな祈ってるよ!


 僭越ながら谷口家の家族席に座らせて貰ったボクは、相手方の嶌村家のテーブルにお酒を携えて挨拶をしてまわるという、これまた超センエツなこともしてしまった。「和俊の義理の兄ですぅ。よろしくお願いしますですぅ。」ホントにあれでよかったのか? でも、向こうのご家族も快く挨拶していただいたので、ここはまあ、ヨシとしとこう。
 ところで、やっぱり披露宴だから、お涙頂戴の良い場面も随所に織り込まれていたわけだ。宇多田ヒカルですか? 16歳ってのに、良い歌、作ってまんな。披露宴のBGMにはもってこいですな。ここで初めてその存在を知ったミーハーなひろちゃん&よしこが、この後すぐにCD屋に走ったことは言うまでもない。それはともかく、新郎新婦の思い出の場面なんかを紹介されちゃったりなんたりしちゃった日にゃあ、参列者一同、いたるところからシクシクと泣き声が聞こえてきちゃったりなんたりしちゃったりして。谷口家のテーブルでもしんみりしたムードが。そんな雰囲気をかき消さないように、なるべくおとなしくはしゃいでいる"阿呆ながらもけなげなボク"。
 そんなボクのけなげな気配りを吹き飛ばすかのように、宴は余興タイムへと入っていく。すると、やっぱり出ました。新郎の友人グループによるド派手なパフォーマンスが。やっぱ宴にはこういうムードが不可欠ですな。ここで注目したいのは、YMCAを熱唱する彼等の後列中央の人物。腰の入り方が半端じゃないですな。並のダンス歴ではなさそう。彼はこれからもこのような場面では大いに活躍が期待できる。カズくんに名前を聞いとかなければ。

 そして、宴の後は、今回の谷口家側の宿泊基地になっていた「やっちろのおじいちゃん&おばあちゃん」の家で大宴会。夜遅くまで親戚一同で飲み明かした。これがまた楽しかったな〜。ボクはみんなと初顔合わせみたいなもんだったけど、こういう場に溶け込む速さはマッハ4くらいですな。夜遅くまでドンチャンドンチャン、よしこもみんなの前でドイツ語で近況報告なんかやっちゃったりなんかしっちゃったりして。賑やか賑やかの大盛り上がり宴会でありました。




 土曜日のドンチャン騒ぎの雰囲気も、日曜日の朝にはキレイサッパリと田舎ののどかなムードに変わっていた。お座敷に10人ばかしが寝ていたが、朝早くから布団をみんなで片づけて、女性陣が朝御飯を用意する。う〜ん、ボクも幼い頃は、盆や正月には親類一同でこんなことやってたな〜。あまりの懐かしさに、しばし時の流れるのを忘れる想い。
 ・・・・と、朝御飯の準備が整い、また20人くらいで大テーブルを囲む。いや〜、やっぱ日本の朝御飯はいいな〜。ん?

義父「おら、ひろゆっくん、ほんじゃま、昨日はご苦労さん。ほれ。」
ひ「あ、いや、その、朝からってのも何ですね、経験がないというか、まだ昨日の酒が残ってるというか・・・」
義祖父「あああん、そげんかこたぁよかよか。ちょっとぐらい大丈夫て。」
ひ「いや、でも、やっぱ朝からビールってのもしかし・・・」
義叔父「ほらほらほらほら、まあ、普通の日じゃないしね。それに田舎やし。」
ひ「は、はあ。グビグビグビグビ・・・・」

田舎の朝御飯は格別です!


 左の写真は、三重のおじさん一家を八代駅まで送る途中に寄った八代の海。みんな昨日の余韻に浸りつつ、楽しかったひとときが思い出に変わるのを惜しむかのように、はしゃいでいた。特に後列中央の人、こういう時は一番楽しむのが上手です。見てください、この表情。

おじいちゃん、おばあちゃん、親戚のみなさん、ホントに楽しい思い出をありがとう!

そして、カズくん、広美さん、いつまでもお幸せに!!