アムステルダム  〜 Amsterdam 〜



 東京駅のモデルにもなったアムステルダム中央駅。右の塔は時計台。左の塔は風向台。ん? 風向台? 帆船、風車と常に風と共に生きてきたオランダ人には「風向き」はとても重要なことだったのだろう。

  

 アムステルの街をテコテコお散歩。ダム広場、王宮、新教会、旧教会・・・・。主な見所は中央駅を中心に半径1,5kmの扇の中に集まっているので、歩いて観光できる。

  

 そして、アムステルダムといえばダイヤ! そう、ダイヤモンドの研磨で有名なのである。というわけで、ダイヤモンドの研磨工場を見学しに行った。あくまで「見学」に行ったのだが、その後のランチでビールを片手にするよしこの胸には・・・・・・・うひっ。結婚1周年の夫からのプレゼントが輝いていた。
 上機嫌でランチをペロリと食べたあと、お喋りしていたら、となりのおじさんのテーブルに丸いコロッケが運ばれてきた。「あれ、なんですか?」とボーイさんに尋ねると、どうもオランダの伝統的なコロッケらしい。これは食べずに帰るわけには行かない。で、再びコロッケをつまみにビールを飲むひろちゃん&よしこであった。

  

 左の写真は西教会。そしてその隣は、よしこがこのアムステルダムで最も訪れたかった場所、「アンネ・フランクの隠れ家」。小学校5年生の時に読んだ「アンネの日記」はとても強烈な印象をよしこに与えた。建物の裏の隠れ家に通じる回転式本棚や、アンネの屋根裏部屋などがそのまま保存されている。もっと貧しい生活を想像していたが、隠れ家にしてはとても恵まれた環境だったんだろうと思った。でも、ゲジュタポに追われる不安の中での生活は、想像を絶するものがあっただろう。やはり、あの時代は狂っていたとしか思えない。この「アンネフランクの隠れ家」は、アンネ・フランク財団が所有し、すべての人種差別に反対する機関となっている。
 アンネフランクの隠れ家に入るには、長い長い行列に並ばなければならなかった。ちょっとだけ退屈していると、「ハ〜ラホ〜ロヒ〜レハ〜レ〜〜!」と心地よい合唱が聞こえてくる。あれ? どこからだろう? ん? 隠れ家の前を流れる運河を一艘の船が(右の写真)。ビールを呑みながら大声で歌っているおじさんグループが現れた。うま〜い! 待ってる間、ずぅ〜っと楽しませてもらった。

 

 さすがに少し疲れ気味のよしこ。列車にゆられ今日の宿泊先デンハーグへ。本当はアムステルダムに泊まりたかったけど、この時期、どこのホテルも満室。何十本電話かけたかしら? 結局、旅行会社にも相談したけど、空いていたのは列車で50分離れた都市・デンハーグのホテルだった。