− 1999年4月の旅(その1) −

ケルン&デュッセルドルフの旅
by ひろゆき



 別れと出会いの季節・春。我らがライプニッツハウスから、また1人の日本人研究者が去ることになった。その名は加藤博士。医師である。いろんなことを教えていただいたのである。そしてワインの師匠でもある。その加藤博士が3年の在独生活を終えられ、いよいよ日本に帰国される日が近づいていた。
 そんなある日、ご近所の宗倉助教授、そして加藤博士と共に我が家で開いていたワインパーティーの最中、ふと散髪屋の話になった。宗倉助教授のいきつけはトルコ人が経営する散髪屋で、なかなかこちらの注文が相手に伝わらずに苦労されているようだ。僕にいたっては、ドイツ語もしくは英語で説明するのもめんどくさいので、毎回バーバーよしこのお世話になっていて、一度も散髪屋に行ったことはない。で、そんな我々の前で加藤博士から発せられた熱い一言。

「僕はいつもデュッセルドルフまで行ってるよ。」

デュッセルドルフ〜〜〜ッ?! そう。あの日本人わんさかの街、デュッセルドルフ。当然、日本人が経営している散髪屋さんもある。「このへん、適当にそろえてください」などという、まさに適当な日本語で微妙なニュアンスが伝わるのがいいとのこと。もちろん、髪を切るためだけにデュッセルドルフまで行くわけではなく、いろんな用事のついでに済ませるとのことではあるが、いや〜、デュッセルドルフですか〜。聞くところによると、日本人街まで存在するとか。町中で日本人に出会うことが少ないハノーファーに住んでいる我々としては、興味津々だな〜 ・・・なんて話がはずんでるうちに、

「じゃあ、行ってみますか。デュッセルドルフ。」

 ガビョ〜〜ン。はい、決まり。というわけで、4月の旅(その1)は加藤博士のお別れ旅行・ケルン&デュッセルドルフの旅とあいなりました。これまでのひろちゃん&よしこ・2人旅とは全く色合いの違う今回の旅。はてさて、どうなりましたことやら・・・・

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 : ケルン

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 : デュッセルドルフ

ケルン デュッセルドルフ

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