バーデン・バーデン  〜 Baden-Baden 〜


  

 バーデンとは温泉という意味。だから直訳すると、温泉温泉! この名前にひかれて、「バーデンバーデンで温泉に入りたい!」と、この高級保養地まで来た。さすがに優雅だ。リヒテンターラー・アレーはとても美しい並木道。白や青の可愛らしい花が咲いている。自然にまばらに咲いているのがとてもいい。横にはオース川が流れ、高級ホテルが並んでいる。公園の一角には高級保養地らしく、巨大チェスなどもあり、上品なおじいさん達が楽しんでいた。

 

 さすがに高級ホテルには泊まれない。ならば、「せめてカフェだけでも!」と入ったドイツでも最高級のホテル「ブレナーズ・パーク・ホテル」。「ムフゥ〜、さすが。」の一言。 ピアノの生演奏が流れる中、コーヒーとケーキで優雅な気分を味わった。(右)は高級ショップが揃っている「ランゲ通り」。お洒落なお店が並んでいた。

  

 目的の温泉の一つ、カラカラ浴場。ローマのカラカラ帝が利用したことからその名前が付いたそうだ。後に近代的な建物で浴場がオープン。浴場といっても、水着着用だけど。(中央)の写真の右にはよしこが写っている。オレンジ色の水着を着て今からお湯に入るところ。中に入ってみると、温泉と言うよりは、温水プール。屋外浴場(右)やサウナもある。水温も日本人にはかなり低め。まさに、温水プールだ。でも、ジャグジーとか流れるプールとかあって、すごく楽しかった。

 

 翌朝は早起きをして、街を散策。(左)はホテルを出てすぐのところのアウグスタ広場。お気に入りのリヒテンターラー・アレーをもういちど歩いた。朝食後、シュバルツバルトへ行き、またこの町に戻ってきた。そう、フリードリッヒ浴場(右)に入るために! この日はなんと混浴デー。しかも、タオル一枚つけれない、いわゆるスッポンポン状態で! ローマ彫刻のような方々が目の前を歩くのだから、目のやり場に困った。(ひろゆき談:サウナのむせかえるような熱気にじっと耐えていると、隣に一糸纏わぬ若い女性が何の恥ずかしげも無く座った。その数分間、僕にできることといえば、バッターボックスの中の王貞治のように、ただ無心であることに努めることだけであった。)だけど、ここまでみんなオープンだと、全然やらしさを感じないものだ。サウナ、マッサージ、スチームバス、全身浴、遊泳と十数種類のプログラムに従って2時間ほどかけて移ってゆく。マッサージは痛かったぁ〜。たわしでゴシゴシ。でもすっきりした。とにかく、中を撮影できなかったのが残念。約120年前に出来たルネッサンス式の浴場は、本当に素晴らしかった。最高に贅沢な気分を味わいました。