国会議事堂の正面下に彫られた碑。これが無名戦士の墓。ここに1923年の独立戦争における戦死者が眠っている。墓を守っているのはエヴゾナスという民族衣装を着た衛兵2名。1時間ごとに衛兵の交代が行われるそうだ。大規模な衛兵の交代式が日曜日の11時から見られると言う情報を元に、10時30分頃に行ってみた。すると、車は通行止めになって、すでに人だかりが出来ていた。

   

 ブラスバンドの音楽と、ガツッガツッという独特の足音がだんだん大きくなってきた。まだ、姿も見えないのにこんなに音が響くとは・・・ 一体何人来るんだろう? と思っていたら・・・・・確かに大規模。衣装も今回は白。この中の2名が墓の前の2名と交代。その後、ブラスバンド隊と大勢の衛兵は帰っていった。そっちに気を取られていたら、墓の両脇に立っていた2名が移動を始めた。これはベストポジションを取らねば!! とよしこは全力疾走で、見物客の見事最前列をキープしたのであった。

   

 それにしてもこのエヴゾナス、すごく似合うよなぁ。帽子には房飾りがついていて、広い袖のブラウスで、 スカートにタイツ。とくに、先っぽにボンボンがついた靴はかわいい。かなり着こなしが難しいと思うのだが、 スゴク似合う。ギリシャ人の民族衣装だから、ギリシャ人の体型にピッタリなのかしら? ま、どう考えても日本人には似合いそうにないなぁ。