竜神杉・雷神杉・風神杉について 

益救参道を登ったところにある3本の杉です。

竜神杉,雷神杉,風神杉の名前の由来について屋久島在住のあるガイドさんを訪ねたところ,「自分が名前をつけた。竜神杉は杉が竜のように雄々しいから。雷神杉は雷が落ちたときのようにまっすぐした杉だから。風神杉は杉の下が空洞になっており,風通しが良さそうな杉だから。」とのことでした。

竜神,雷神,風神という名の杉は全国のあちらこちらにあるようです。

縄文杉への裏ルートとして整備中ですが,縄文杉までのルートがいつできるのかは疑問の残るところです。


登山記録


平成16年7月24日(小村さんと2人)

屋久島総合自然公園のところの神之川林道を山手にあがっていく。
上の方では重機が入っており道路を整備中だった

最初,左に折れる筋がわからずにまっすぐいってしまい,廃タイヤが捨ててある広場にでる。
ここからかと思いルートを探すがそれらしきものは見つからない。

再度,地図とGPSナビで確認。
道路を一つ間違っていたことに気づき,少し戻る。
山手の方の道を見つけ,車でいこうとしたが,先般からの雨で道は崩れており,ここから歩いていくことにした。
20分ほど上がり,奥の方に登山道らしきものを見つける。

ここから登山開始。
目印テープもところどころある。

ただ,日があまり差し込まないところがありこの日はたまたま天候がよかったが,天候の悪い日はルートファインディングに苦労するかもしれないと思った。

途中,水場がありその石のところに「竜神水」と書かれてあった。
「竜神水」のあたりはルートがわかりづらい。
岩場になっており,少し回り込むようなルートになっている。

しばらくいくと炭焼き小屋の跡や,トロッコ道の軌道跡とぶつかる。
林業が盛んだった頃の風景が想像される。

トロッコ道は周回しており,途中,2回ほどトロッコ道の軌道跡と合流した。

さらにすすむと川沿いの道になる。
ここも倒木が所々あるが,トロッコ道の軌道跡ではないかと思うほど歩きやすい。
ただ,道程が暗く,一人ではちょっと心許ないだろうと思った。

川沿いの道は続くが,途中,ピンクテープが右上の方にのびているところがあり,ここを登っていく。
ここからが少し急峻になっている。
休憩をとりながら高度を上げていく。

しばらくいくと,目の前の風景が急に広がり,竜神杉,雷神杉,風神杉を囲むように木製の階段の道と竜神杉の前にテラスが作ってあり,休憩できるようになっていた。

周回の道の一角には小さな小屋があり掃除道具等の物置になっていた。

ここで昼食にする。

自分はもともとあまり食べない方なのだが,同行してもらった小村さんからおにぎりや熱いコーヒーをいただく。
登山の時の飲み物はいつも冷たいものだけだったので,熱いコーヒーを飲みながらゆっくり過ごせたことがとても有意義で楽しい時間だった。

ここから先,太古杉をこえて縄文杉まで行けるらしかったが,以外と時間がかかったこと,天候も今ひとつだったので,今日は,ここで戻ることにした。

太古杉への目印テープ等は見つからなかった。
ひょっとしたら奥の方にいけばピンクテープが出てくるのかもしれない。
太古杉はプチ縄文杉のたたずまいを見せているらしい。
機会があれば是非いってみたいと思った。

帰路は下りなのでそこまできつくなかった。

ここのルートは,2004年度版「山と高原地図59屋久島 宮之浦岳」に詳細に載っている。
ただし,実際のルートは異なっている。

手前に車を止める。最初,右側を奥の方に行ってしまい,ここまで戻って再スタート。
左側を登っていくが,写真にも少し見えるが,道路が陥没しており車ではとても行けない。
左の写真の左側の道を上がっていくと小さな広場にでる。ここまで車で行ければ車も停められる。その奥に,入り口がある。
右手には「入らないでください。」と看板があった。この奥が登山口。
「危険なので入らないでください。」とある役場の看板です。 少し歩くと,水場にでる。水でのどを潤した後に気づいたが,石に「竜神水」と彫ってあった。 まだ,字ははっきり見えた。
さらに歩くと,トロッコ道の軌道跡と2回ほど,ぶつかる。
このトロッコ道をずっと上に上がっていっても楽しそうだった。
レールこそないが,とても歩きやすそうだった。
ここから,トロッコ道の軌道跡をはずれ,石畳の道を登っていく。
川沿いのトロッコ道の軌道跡を再び進み,右側を山手に登っていくと急に開けた木の道が現れた。
竜神杉,雷神杉,風神杉を囲む木の道だった。
木の道を進むと,竜神杉のちょうど目前に立派な木製のテラスがあった。ここで小村さんと休憩。ここで飲んだコーヒーがうまかった。
管理小屋? 竜神杉です。 雷神杉? 風神杉?

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