ひろみ君のMy Move


2009年3月13日 TANIMURA CLASSIC 〜昴からマカリィへ〜

今年初めてのコンサート鑑賞です。
谷村新司さんは、アリス時代からよく聴いていたアーチストです。当時は、深夜ラジオの パーソナリティーとしても、とても人気がありました。 アリスを解散して、ソロ活動に入り、数十年経つようですが、クラシックの交響楽団と コンサートを行うようになったか??とチョッと驚きです。
そして、今日のコンサート会場も、名曲クラシックコンサート演奏会の会場として有名な、 東京文化会館大ホールです。

東京文化会館には、いろいろと思い出があります。 私は、子供の頃、クラシックピアノを習っていましたが、「きさらぎ会」と言って、 毎年2月頃、東京文化会館小ホールで、ピアノの発表会を行っていました。 子供ながら、とても緊張して、ピアノ演奏をしたのを覚えています。 最近では、一昨年の夏!!高嶋ちさ子さんの「 めざましクラシックス 10周年スペシャル」 に来た以来かなぁ〜??

今日は、少し雨模様ですが、小雨と言う感じです。
コンサート開始前に、上野公園内のGREEN SALONで、 ハヤシライスを食べて、腹ごしらえ!! そして、いよいよ長蛇の列に並んで、東京文化会館大ホールへと・・・・

今回は、音楽CD付チケットを購入したため、まず新曲の音楽CD「マカリィ」を 受け取りました。そしてホール内へ。S席のチケットを購入しましたが、今回は1階前列の 左端の席でした。でも、舞台の様子がよく解る席です。大ホールは、5階まで座席が あるようでした。

大友直人さんの指揮により、東京交響楽団による演奏が始まりました。 「昴」と「マカリィ」の音楽演奏からの開始です。

いよいよ、谷村新司さんの登場です。アリス時代からみると、お年をめしたかな?? と言う感じです。年齢も、もう還暦らしい。 最初は、アリス時代の「チャンピオン」から唄い始めました。 1曲目から、会場内で手拍子です。 交響曲楽団の演奏でも、まさしく70年代のフォークソングの世界です!! そして今日は、「TANIMURA CLASSIC」3日目の最終公演と言うことで、 舞台から、谷村さんが「今晩はもう帰さないぞ〜!!」と叫びます。 まさしく、フォークソングのノリです。しかし会場からは、黄色い声援は 聞こえません。会場内を見渡してみると、結構高齢者のお客さんで一杯です??

2曲目からはソロ時代の曲です。やっぱり交響曲楽団の演奏で、シンミリと聴かせます。 もうフォークソングの世界ではありません。これが、「TANIMURA CLASSIC」の 世界かぁ〜!?と言う感じです。「三都物語」「秋止符」「いい日旅立ち」 と本当にそんな感じです。

この「TANIMURA CLASSIC」は、指揮者の大友直人さんのプロディースです。 大友直人さんは、クラシック音楽をもっと身近に!!と言う考え方で、先ず始めに 加山雄三さんのクラシックコンサートを行い、その時ゲスト出演した、谷村さんの「サライ」 を聴き、次はこの方だ!!と思ったそうです。 誰とでも、交響楽団とのジョイントコンサートは、出来るものではない!!と大友直人さん は言っていました。
これに加え、作曲家の千住明さんが、谷村さんの曲を、交響楽団用に細かく編曲したそうです。 谷村新司さん、大友直人さん、千住明さん、と3人のジョイントで、「TANIMURA CLASSIC」は、 誕生したとのこと。

第一部の最後は、谷村新司さん作詞、千住明さん作曲の「夢人〜ユメジン〜」でした。 とてもいい歌です。

休憩時間に、テラスで煙草を一服!!外は未だ、小雨が降っているようです。

谷村さんは、南京芸術学院名誉教授・上海音楽学院教授であり、いつも中国の学生たちに音楽を 教えているそうです。 そこで、第二部の始めに「ココロの学校 特別編」のコーナーがありました。
谷村新司さん、大友直人さん、千住明さん、と3人でのトークです。 もともとフォークシンガーの方って、歌だけではなく、コンサートでのトークが 面白いですよね!喋りはじめたら止まらない方もいますが・・・!?
「ココロの学校 特別編」では、音階の説明をしていました。 ドが土、レが火、ミが水、ファが風、ソが太陽、ラが宇宙、シは死、ドは土、だったけなぁ〜!? ソの太陽の上には、ラの宇宙の世界があり、その上のシでは、死の世界があり、一オクターブ上のド で、土に還ると言う話をしていました。そのため天使には頭の上に、土星のような輪があるんだ!? とも話していました。
何だかいつも中国の学生たちに、こんな話をしているのかなぁ〜??と思い聞いていましたが・・・・ (ちょっと辛口かな??)

 

後半は、亡き服部良一さんの未公開曲に、谷村さんが詩を付けた「マリカの調べ」、 アリスナンバーの「遠くで汽笛を聞きながら」、「サライ」「群青」と名曲 が続きます。

第二部終了後、会場内では、しばらく拍手が鳴り止みません。 アンコール曲として、「マカリィ」と「昴」が唄われました。
「マカリィ」とは、ハワイ語で「星の航海師」を意味し、「昴」のことなんだ! と言う説明もしていました。

コンサートが終了して、大混雑の大ホールを出て行こうとすると、安部元総理 がコンサートを聴きに来ていた!!なんて騒いでいる方がいました。 私は気が付きませんでしたが・・・・?? そう言えば、安部元総理も谷村新司さんの音楽の世代だなぁ〜!?とフト思いました。

小雨の中を上野駅へと歩き、電車に乗って、地元の駅に到着しました。 未だ少し雨が降っていましたので、駅前のマクドナルドで、ホットコーヒーを飲み、 煙草を一服。
交響楽団の演奏でも、一般のクラシックコンサートとは、全く違った 「TANIMURA CLASSIC」。とてもいいコンサートだったなぁ〜!!と思いました。

最後に、やっぱり谷村新司さんと言うと「昴」かなぁ〜!?って感じがしますので、 聴いてください。(これは今回のコンサートで唄われたものではありません)





「昴」




☆谷村新司 SHINJI TANIMURA OFFICIAL SITE

☆東京文化会館



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