ひろみ君のMy Move

2007年4月26日 イングリット・フジコ・ヘミング ピアノソロコンサート




昨年のテレビ放送「題名のない音楽会21」でイングリット・フジコ・ヘミングさんのこと を知りました。不幸な生い立ちと晩年の耳の病気。そして名演奏。 放送されたラ・カンパネラの演奏は強く心に残り、 この方のコンサートへ行ってみたいと思いました。

情報が遅かったため、良い座席どころか、立ち見席位のチケットしか余って おらず、やっと2階席のチケットが取れました。





日本武道館に到着。1万人コンサートのため、地下鉄の出口付近から長蛇の 列でした。やっとの思いで日本武道館の中に入りましたが、今度は2階席の座席。 急な階段と物凄い数の座席の中から自分の座席を探すのが大変です。 案内係の人が数名いましたが、とても対応しきれない様子。 開演直前まで、多くの方が自分の座席を探している状態でした。



最初に黒柳徹子さんからの挨拶。イングリット・フジコ・ヘミングさんは、本日の公演の出演料 すべてをユニセフに募金されるとのこと。日本武道館に1万4千人の方が集まったとの説明がありました。

名演奏が始まりました。なんとも素晴らしい演奏です。2階の奥の席からは、遠くて舞台の上 の様子があまり判りませんでしたが、舞台上部の四方に大きなモニタが設けられており、 モニタから舞台上がよく見えました。

ピアノのソロ演奏を聴いていると、子供の頃のピアノ発表会を思い出しました。 私は幼年時代、姉の影響でピアノを習っていたのですよ!! もちろんこんな名演奏ではないですが・・・

後半は日本の着物を洋服式に羽織っての演奏。 ピアノのソロ演奏は素晴らしかったのですが、大変残念なことにコンサートの初めから 最後までの「咳払い合唱隊」があったことです。どこのコンサート会場でも多少の咳払いは聞こえますが、 本日は1万4千人の観客のせいか、咳払いノイズが激しかったように感じました。 体調の悪い方は、コンサートへ来られるのは遠慮した方が良いのではないかと思います (これが大人のマナー!!)。

しかし、最後のラ・カンパネラはやっぱり素晴らしかった!!大喝采で感動を味わうことがで きました。



会場の外に、音楽CDやグッズの販売所が設けられていました。


この販売所では、イングリット・フジコ・ヘミングの弟さんも販売員を行っており 凄い人だかりでした。私も記念に音楽CDを購入しました。



最後にイングリット・フジコ・ヘミングさんへユニセフから募金の目録が贈られました。 いつもコンサートの出演料を何らかへ募金されているとのこと。 やはり苦労された方だからでしょうか?? 本当に感動の1万人コンサートでした。



☆フジコ・ヘミング オフィシャルサイト

☆日本武道館

Concert Program

<こちらからでもご購入できます>