‘補欠’

「ナイスボール!」

 団体戦での応援。同じチームの仲間が試合をしているとき、相互審判で審判をしていなければ当然ながら仲間を応援する。

 昨年から、ひらぽんが‘補欠’として参加する試合ができた。郡市対抗(兼総体地区予選)である。

 幸運なことに、それまでは団体戦で補欠として参加したことはなく、最低でも1度は試合をさせてもらっていた。

 が、昨年、初めて応援と審判のみという、‘完全補欠’という立場を味わった(予断であるがこの大会には体調が悪い状態で参加しており、帰宅後、急性腸炎で1週間にゅういんすることとなった…)。

 同じチームの他のメンバー見ると…確かに今の力ではほとんど勝てない(たまに勝てる人もいるが)メンバーであり、これまでの経歴を考えても市の代表の名に恥じない面々である。

 この日は自チームが審判担当のときは審判をし、そうでないときはひたすら声を出して応援する。その繰り返しであった。

 結局昨年はうちのチームが優勝し、何年ぶりか(10年ぶりくらいか)に総体への出場権を得た。

 総体では1度目の試合で負けてしまったが、チームとして翌年につながる何かを感じた。

 



 郡市対抗も総体も、監督でもコーチでもなく選手として試合に参加して1度も試合をしない、初めての経験であった。

 郡市対応が終わってからしばし入院したが、腸炎が治まってしばらくして考えた。補欠の役割とは何だろう…。

 結局たどり着いた結論は、

 1.自チームをひたすら応援する。

 2.自チームのレギュラーメンバーが試合に専念できるよう気を配る。‘ぱしり’になる。

 3.いつ出番が来てもいいように内緒で準備をしておく。

 4.レギュラーメンバーたちの技術を目で盗む(苦笑)。

 といったところである。4は自分がパワーアップするために、レギュラーになるために必要なことだと考えている。

 今年の郡市対抗も結局ひらぽんは補欠で参加し、総体にも補欠として参加した。いや、連れて行ってもらったというべきだろう。

 補欠として参加し、万一のことが発生して試合に出る機会があれば、‘スーパーサブ’として活躍できるよう、準備しておきたいものである。