‘すべる床’

「うぉっ!戻れへん!」

 とある試合会場でのこと。試合中、フォアへきたボールに飛びついたあとバック側に戻ろうとしたらすべってしまって戻れない。

 この会場、2日連続で試合が行われ、ひらぽんはその2日目に出場したのだが卓球台が前日からそのままおかれていたこともあり、前日の 試合終了後にモップがけとかしていなかったようで、どこのコートで試合をしてもすべるようであった。

  床が多少すべるようなところでも全然平気な人もいる。見ていると‘この状態でよく動けるなぁ’と思うのだが、ひらぽんはすべる床が非常に苦手である。

 ひらぽんの卓球を知っている人からすると‘普段から動かへん卓球やん’と言われそうだが(というか実際よく言われる)、大きな動きはしなくても結構小刻 みに足は動かしている。

 さらにフォアへの飛びつきもよくするほうなのだが、ひらぽんの卓球はバック系の動作が中心のため、他の人からすると動かないイメージ らしい。

 この日はそのバック系の動作(ショート・フリック等)をするのに体重移動・小さなステップをするときにもすべってしまい、凡ミスに近 いミスが多く、あまり自分の卓球ができなかった。

 さらに先日大学でOB会があったが、大学の体育館も結構すべる状態だった。

 このときは濡れ雑巾が用意されていたのでまだましだったが、やはりフォアに飛びつくと戻れなかった。けがをするのを避けるため、普通ならとれそうなボー ルもあまりとらなかった。

 すべる床でもきちんとフットワークを使って卓球ができる人とそうでない人との違いはなんだろう?  

 ひらぽんの想像では脚力の違いかなと。最近仕事が忙しく運動不足気味(今シーズンはスキーも行ってません・・・シーズンが終わってまうがな)で筋力の低 下を感じている。おそらく蹴り出しの際の踏ん張りが利いていないので床をグリップする力が弱っているのではないかと思う。

 その証拠にすべる床の体育館で練習すると、翌日筋肉痛になる。

 日々トレーニングになりそうなことは、少しでもできるように心がけようと思う。