〜コナより愛をこめて!〜

ハワイ アイアンマントライアスロン参戦雑感

“S.Low 鉄”中西幸彦

〜コナより愛をこめて!〜
コナが終わって10日、例年なら自然とこみ上げてくる喜びに一人ニカーッとしているところだけど、不本意な成績に、気分も晴れず、いつものように少し風邪を引いて、ただボーーッとして廃人状態が続いている今日この頃です。


現実逃避的に、関空を飛び立ち、ワイキキ経由、我らがパラダイス、コナへと降り立った。
ガーンとくる日差し、ドーンとくるコナコーヒの味を思い出し、ああー、やれやれまた来たか、また来れたねと、、、、、コナの路面は80度(華氏)、オリジナルコナコヒーは1ポンド、約2,000円。町の様子も少しづつ様変わりの様子。
当然のことながら、ここは、コナな人たちでいっぱいだった。あたりまえか… トライアスリートのいない、トライアスロンのないこの町は、想像しにくい。
肩の故障で、この一ヶ月半我慢して、全く泳いでないので心配、おぼれずに生きて帰って来れるかなー? とりあえずなるべく水を掴まない様に、強くプッシュしないように(エッ?)、ブイ三つほど泳いで見る。オヨゲたーっ!\(^o^)/ヽ(^o^)丿\(^O^)/この調子だと 3,900m/ 1時間半ぐらいなら何とかなるだろうかと。明日からは例によって毎朝7時から、少しずつ距離を増やして、最長 3,000m ぐらいまで試しておくかな。

バイクのコース試走は、水、木、金、と40、60、50km。日本人以外のバイクハードがかなりUpgradeしているようでその意気込みが察せられる。道路の舗装は結構な状況だが、スタミナが心配になってきたので(言い訳?)、アルミのブレード風ストレートホークをB&Lバイクショップでプロファイルのカーボンエアロホークに取り替えてもらった。$298、下玉押しが$12、取替料が$15。所要時間約1時間半。練習途中で立ち寄ったホコノホウヨットハーバーの地ビールの生は最高でした!
 ランはジョグを始めようとした初日に、不注意から捻挫をし、レースまで絶対安静!を(自分で)命ずる。 (-o-)
 エキスポは、各国のアイアンマンレースの宣伝が多く、コンピュトレーナーのバージョンアップ、オークレー、プロファイル、ウインドウズのトレーンニング日誌プログラム、固定バイクなどでトレーンニングの時に使う片足練習用のクラッチ付きクランク(以外と高価かったが効果があれば安いのかも?)、タイメックスからは参加記念ランパン、タイメックス時計のメンテナンス、レースドリンクのツインラボの参加記念Tシャツ、どこの提供だったか忘れたが、ボトル型のバイクツールキット、をゲット。たいした事がなくて、、、例年のポラールの出展はなく、B&Lとアイランドペダルスでの半日交代のサポート出店で新製品発表もなかった。
日本人説明会では、ロッテリーで資格をとったコナ初体験の人が約半分ぐらいか?皆さん無理もないが大変おとなしい。あれでコナを満喫出来たのだろうか? お土産は100%コナコーヒとビーフジャーキー。
前夜は8時に就寝、入れ込むこともなく、5時間ぐらいは眠れた。 

〜 SWIM 〜(3.9km)
コナの海水は暖かかった。遠慮して、まーまーの穏やかなスタート、珍しく海水を飲むこともなかった。少々のウネリがあって、酔った人もいたらしい。クラゲの破片もあり時々チックっとした。びりびり電気ショックをうけた人もいたらしい。結果オーライで

1:21:32 ウレシー!ヽ(^o^)丿\(^O^)/\(~o~)/\(-o-)/

〜 BIKE 〜(180km)

 コナ風は突風性。貿易風が吹きぬけるマウイ島との間、チャンネルウィンドで海面が白兎でいっぱい。カワイハエから先が15〜17m/秒の疾風。 95年だったか?の最強の風と同じくらい強かった。最遠点ハヴィから折り返してくる選手のハンドルがよろよろしている。しばらくして、突風性の横風が追い風に変わって、へろへろ状態の私らには幸いだった。いつもの様にカワイハエ以降で、それまで同じようなペースだった選手達に少しずつちぎらていく。アミノバイタルを都合3包摂る。それにしても遅い。 7:26:01

〜 RUN 〜(42.195km)

コナの路面は80度(華氏)、とは言へ、ランの始めこそ氷も貰ったけれど、(遅い私は)ほとんど曇りで、日が暮れてからは少し寒かったぐらいで、ASでホットチキンスープを3回も頂いた。

全レグ中、眠気や吐き気、悪寒や空腹感もなく、便意もなく排尿が一回だけ、補給はうまくやれた感じだが、その割には遅くて自己ワースト 4:30:51 合計13:18:24を記録。

★エージ31人完走29人中10位

1位のS氏とは1時間46分も遅ーイ!。(S氏は千葉市の元自衛隊教官)なんでだー!と言ったところでしょうがない、これが現在のフィットネスレベルかですねん?

 バイクレース中の努力感は、前半3分の1が上げすぎ、後半だれる。ランも同年代が4人ほど前方に見えたので前半上げ過ぎ、後半バテたわけではないがペース落ちる(エッ?_?) フィニシュは例年、血糖値が落ちて、情緒不安定、感傷的になり涙が出たりするのだが、今年は努力感もいまいちで、なんと言うこともなくオハリ!スタッフにしっかりと抱きとめられてマッサージベンチへ、でも、無事ゴールできたのは、家族の理解と、日ごろお世話になっているアスリートたちのことなどがマッサージを受けながらの頭をよぎる。

エードステーションのボランティヤーは勿論、応援、声援、コースマシャルやおまわりさんまでもが、公平に各々のパーフォーマンスが出し切れるようにとの心遣いが、愛が!コースじゅうに満ちあふれていた。参加者はたた全力を尽くすだけでよかった。

例のごとく無性にラーメンが食べたくなり、ぽつぽつと帰って来るフィニッシャーを見ながら、アキさんのレストランへ。子供を抱き上げ、家族と手をつないでのフィニッシュシーンは私には少し判らない。こんな事するのは日本人だけではないかなー?ベイズリーのピザも食べた。コナの夜はいつまでも続いた。

レースディレクターのシャロンエクルズさんの挨拶にもあったが、「私たちは、参加者がレース中、それぞれのパーフォマンスを発揮できるよう、暖かい心で、エブリマイル、サポートできるよう、準備してきた」 といわれたときには、グッと来たねー。こんな挨拶を聞くと、このレースに参加できて本当によかったなーと思う。どのレースに出たろか、ということではなくて、どのレースなら出してもらえそーか、って謙虚な心構えが必要なのかもネ?

かっての某クオリファイレースで、スタッフと参加者の間の、ぎすぎすした不幸な歴史もあったが、いまは各地ですばらしい大会が増えているようだ。不安の余りか不必要なバトルなどがまだまだ有り、マナーの向上が望まれるところだ。一人一人の善きレースマナーは、あなたの後からくるトライアスリートのために、あなたができる、数少ない、ご恩返しの一つではないだろうか。 なーんちって、ったくもー、年寄りの繰りごとってか、愚痴だわなー。

取り止めのない作文、失礼の段、お許しを・・・
あまりにも遅いので、これ以降、ハンドルを、「老鉄」改め、「S.Low 鉄」 (フェリチンも少なめなので)とさせていただきます。今後とも宜しくお願いします。(笑)