登録男子の部で高田伸昭（25＝枚方マスターズ）が２時間25分７秒で初優勝した。高田は２月の東京国際マラソンのレース中に腰を痛めながらも、フルマラソン４戦で２勝目。昨年２位の雪辱を果たした。 高田、昨年２位から見事リベンジ 　タイムは関係なかった。高田は２月の東京国際マラソンで痛めた腰をかばいながら、ただひたすらにゴールを目指した。初マラソンだった昨年は２時間28分58秒。20秒差で２位だった。「とにかくリベンジしたかったんです。最高ですよ」と興奮した。２時間25分７秒。１年間の思いをぶつけ優勝をつかんだ。 　招待選手の小島宗幸（26）忠幸（26＝ともに旭化成）兄弟に食らいついた。地元出身の日本トップランナーに送られる声援を自分のものにした。マラソンは今回が４レース目。自己ベストの２時間22分５秒で優勝した昨年11月の福知山マラソンに続き、２勝目を挙げた。 　中学から陸上を始めたが、祇園北高（広島）卒業後は走るのをやめていた。大阪のＩＴ関連企業に就職。「酒の飲みすぎで５ キロ 太って」再開した。マラソン勝率５割となって「今年の福岡国際で２時間20分を切ってみせます」と意気込んだ。