枚方マスターズ・夏季記録会

平成12年7月8日 枚方市立陸上競技場
(Reported by 尾坂圭一)

記録会に先立って、第1回アジア大会 5000m金メダリスト田茂井宗一先生(77)の講演会が開かれました。

現役時代(鐘紡淀川陸上部)の様々なエピソードや苦労話、日本選手権やアジア大会の思い出、また70歳を前にしてのマスターズへの入会、その後の活躍ぶりetc・・色々と聞かせて頂きました。

記録会でも5000mに出場。その後の山田池公園での懇親会にもご参加・・日本陸上界に対する熱い思いなども語って頂き、有意義な時間が過ごせたことと思います。

ベスト記録・・
5000m:15分02秒、10000m:32分02秒

【5000m:1組】
先頭の入替わりが結構激しいレースとなりました。スタートと共に飛び出したのは村上元良。85〜6秒で最初の400mを通過。その後ペースが落ち着き吸収。1000m過ぎから、上島学が調子良く飛び出し、“むっちゃん”こと中川睦夫が少し離れて追走。気分良く逃げているように見えたので、このまま行ってしまうのか・・と思いましたが、疲れの見えたところで後退。代わって“むっちゃん”が先頭に立ち、激しい息遣いながらも軽快なピッチで後続(宮崎逸男etc・・)との差をキープ。今度こそこのまま逃げ切りかと思いましたが、ラスト1200位から第2集団のさらに後方で慎重に走っていた白川康平
(腰痛などで長い間走れなく、最近走り出したばかり)が目立って加速。あっという間に差を縮めると、並ぶ間もなく逆転。見事カムバック戦を1位で飾りました。(フルのベストが2:39'、5000mが16'30"・・地力は誰もが認めるところ。焦らず徐々に復活して欲しいものです)

スペシャルゲストの田茂井宗一先生。往時を偲ばせる長い脚のスラリとしたランパン姿。レースの方は余裕の最後方スタートから、何故か尾坂かず子をマーク。ゴールを1周間違えたのはご愛敬でしたが、ラスト2周くらいは、さすが・・と思わせる走りを披露してくれました。

★5000m 1組(申告タイム19'00"以上) 10:35 スタート
1 白川康平 (25) 枚方マスターズ 19分17秒 15 林 勝文 (50) 枚方マスターズ 22分16秒
2 中川睦夫 (42) プラスワンMC 19分26秒 16 滝沢 紅 (24) 枚方マスターズ 22分31秒
3 宮崎逸男 (49) 枚方マスターズ 19分42秒 17 山本正夫 (68) 枚方マスターズ 22分42秒
4 山本 松下電器 20分02秒 18 徳丸 松下電器 22分52秒
5 上島 学 (35) 枚方マスターズ 20分09秒 19 森西正夫 (51) 枚方マスターズ 23分27秒
6 中村 松下電器 20分15秒 20 山口祐太 (11) 枚方マスターズ 24分13秒
7 宮田恭典 (51) 枚方マスターズ 20分16秒 21 大野安男 (49) 枚方マスターズ 24分18秒
8 倉光 松下電器 20分16秒 22 松井昌子 (26) 枚方マスターズ 24分30秒
9 伊藤 松下電器 20分27秒 23 犬塚博之 (63) 枚方マスターズ 24分41秒
10 山本喜代子 (45) 枚方マスターズ 20分33秒 24 尾坂かず子 (35) 枚方マスターズ 24分47秒
11 村田節子 (42) 枚方マスターズ 20分58秒 25 由比浜亨 (63) 枚方マスターズ 25分18秒
12 藤沢邦好 (46) 枚方マスターズ 21分00秒 26 山口年幸 (50) 枚方マスターズ 25分48秒
13 村上元良 (40) 枚方マスターズ 21分21秒 27 小原憲三 (73) 枚方マスターズ 27分35秒
14 山本清美 (46) 枚方マスターズ 22分04秒 田茂井宗一 (77) “特別ゲスト” 22分18秒
(4600m・・周回間違い)

【5000m:2組】
落ち着いたスタートから、飛び出したのは私(尾坂圭一)・・よせばいいのに・・。結局600m辺りまで引っ張ることに・・。脚勢が鈍り始めると、注目の高田伸昭が先頭。近藤康由、下水流寛之、岩下真介、清水健一、今若裕之と続き、はやや後退。2000mまでに高田、近藤の2人・・清水・・岩下、下水流、今若の3人という形。2000mを過ぎると近藤君も高田君を追い切れない様子。結局そのまま並ぶことなく高田君が好タイムで逃げ切り優勝!。近藤君も15分台。岩下君が4番手争いから抜け出し清水君を追い抜きましたが、ラスト100mで意地を見せた清水君が3番手。1000m手前から後れながらも、それなりに粘っていたが、残り600mくらいから疲れの見える2人(下水流、今若)を交わして5番に入りました。

後方では、能勢弘道がほぼ狙い通りのタイムで好走。根岸政人自己ベスト激走! 「境田越え」を宣言していた松尾桂一は、コンディションが合わなかったのか少し残念な結果に終わりました。

★5000m 2組(申告タイム19'00"以内) 11:10 スタート
着順 目標 タイム
1 高田伸昭 (23) 枚方マスターズ (16:20) 15分48秒
2 近藤康由 (32) 枚方マスターズ (16:10) 15分57秒
3 清水健一 (26) 枚方マスターズ (16:40) 16分29秒
4 岩下真介 (20) 枚方マスターズ (16:20) 16分30秒
5 尾坂圭一 (36) 枚方マスターズ (16:40) 16分42秒
6 下水流寛之 (19) 枚方マスターズ (16:30) 16分45秒
7 今若裕之 (17) 長尾高校 (16:40) 16分46秒
8 森島健一 松下電器 (17:40) 17分24秒
9 能勢弘道 (28) 枚方マスターズ (17:30) 17分33秒
10 境田孝雄 (55) 枚方マスターズ (17:30) 17分55秒
11 根岸政人 (40) 枚方マスターズ (18:45) 18分11秒
12 松尾桂一 (27) 枚方マスターズ (22:00) 18分26秒
13 楓井勝三 (52) 枚方マスターズ (18:00) 18分57秒
14 笹井裕之 (32) 枚方マスターズ (18:40) 19分32秒
15 木原麻登 (32) 枚方マスターズ (18:55) 19分54秒

【200m】
長距離、ジョギング愛好者にとっては、滅多に走ることのない短距離。佐々木時朗さんの思わぬ快走・・などで、各組それなりの激しいデッドヒートとなり、大いに盛り上がりました。やはり何と言っても10組目、短距離ランナー3名によるバトルは凄まじく、それまでの誰が速いの遅いのを圧倒・・やっぱ脚速いのはカッコイイですね!(勝った細馬さんは元日本ランカー・・という話です)

そしてそして、メーンレースの11組。喜びいっぱいの笑顔で懸命に駆ける3キッズ。大歓声の中、最後にゴールしたのは、我が息子 尾坂優季でした!

★200m 目標 タイム 順位
1組 岩下真介 (20) 枚方マスターズ (30") 29"6 15
下水流寛之 (19) 枚方マスターズ (30") 30"8 17
今若裕之 (17) 長尾高校 (30") 30"8 17
2組 上島 学 (35) 枚方マスターズ (38") 31"4 20
松井昌子 (26) 枚方マスターズ (39") 36"0 24
松本善一 (70) 枚方マスターズ (35") 31"1 19
3組 山口祐太 (11) 枚方マスターズ (35") 36"8 27
佐々木時朗 (72) 枚方マスターズ (50") 38"4 28
小原憲三 (76) 枚方マスターズ (60") 43"7 29
4組 滝沢 紅 (24) 枚方マスターズ (34") 33"0 22
山本正夫 (68) 枚方マスターズ (36") 36"1 26
5組 大野安男 (49) 枚方マスターズ (31") 29"8 16
尾坂かず子 (35) 枚方マスターズ (40") 35"7 23
小林広子 (34) 枚方マスターズ (40") 36"0 24
6組 岡山 剛 (28) 中央三井信託銀行 (30") 27"8 10
能勢弘道 (28) 枚方マスターズ (32") 28"2 12
久留善雄 (60) 枚方マスターズ (35") 31"9 21
7組 高田伸昭 (23) 枚方マスターズ (28") 26"9 9
根岸政人 (40) 枚方マスターズ (28"5) 28"1 11
村上元良 (40) 枚方マスターズ (30") 29"2 14
8組 近藤康由 (32) 枚方マスターズ (28") 26"2 6
笹井裕之 (32) 枚方マスターズ (27") 26"4 8
尾坂圭一 (36) 枚方マスターズ (28") 28"7 13
9組 木原麻登 (32) 枚方マスターズ (26") 25"7 4
清水健一 (26) 枚方マスターズ (26") 25"9 5
東海林 (34) 松下電器 (26") 26"2 6
10組 細馬誠二 (32) 松下電器 (24") 23"7 1
生嶋 (30) 松下電器 (25") 24"3 2
押本 伸 (24) 枚方マスターズ (25") 25"0 3
11組 小林瀬奈 (9) 枚方マスターズ? 50"0 30
中 健介 (6) 枚方マスターズ? 55"0 31
尾坂優季 (3) 枚方マスターズ? 84"0 32