プルシャ とプラクリティ()

インド六派哲学の「サーンキャ学派」の用語。
サーンキャ学派は、精神と物質の二元論に立つ。精神は、「個我」ではあるが、観照するだけでいかなる活動も行わない「純粋精神」であり、輪廻にも解脱にもかかわらないものであり、プルシャ、あるいはアートマンと呼ばれる。
これに対して物質原理は、プラクリティ(自性)、あるいはプラダーナ(根本原質)と呼ばれる質料因で、活動性があり、三種の構成要素(グナ)からなっている。
三種のグナは「サットヴァ(sattva:純質)」、「ラジャス(rajas:激質)」、「タマス(tamas:翳質)」であり、他学派の文献には、それぞれが、「楽」、「苦」、「痴」に対応する、との説もみられる。