ここは「インドの漫画」の部屋です。 ガネーシャは、別名「ガナパティ」とも呼ばれていますが、どちらも「人々の主」という意味です。インドの人々は、ガネーシャ神に、繁栄と学問、そして健康や無事を祈ります。 さて、このガネーシャ神、首から上が象です。 ある日、パールヴァティーという女神が、入浴をしようとしました。そこで息子のガネーシャに「私が入浴している間は、誰も通してはなりませんよ」と言いつけました。 そこへシヴァ神がやってきました。シヴァ神はパールヴァティーの夫です。 それに怒ったシヴァ神は、なんとガネーシャの首を切り落としてしまいました。 シヴァ神は、「わかった、わかった。それでは、初めにここを通りかかった者の首を乗せて、息子を生き返らせるから」と約束をしました。 最初に通った者…それが象だったのです。 こうして、ガネーシャは象の頭を持つことになりました。 今回は子ども時代のガネーシャ神と、富の神「クベーラ神」が主に登場します。 けれども、やはり神話独特の味わいがあり、現実を越えた広い世界を感じることができます。 どうぞ、そんな世界をお楽しみください。 |