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最近、中高年になって登山やハイキングを始める人が多くなってきているそうです。
家でくすぶってなんかいないで、野や山に飛び出す、自然を楽しむ、とてもいいことですよね。
でも、実は、自然は思った以上に厳しく、不注意からの事故の発生も数多いのです。
中高年者が野山を楽しむための注意点を皆さんと整理していきましょう。


中高年ハイキングのブーム到来

 

歩くことが健康によく、大自然の中となれば「山」がいということになり、そして定年を迎えた男性や子育ての大任から解放された女性が元気に山に登るという「中高年登山ブーム」となっているといわれています。

 これらの中高年登山者を整理してみると、以下のようにいくつかのパターンがあるとのことです。

(1)若い頃から登山を始め、今も現役で登り続けている人。
(2) 若い頃に登山を始めたものの途中で会社勤めが厳しくなるなどして山を離れた人。
(3)子育てで山を離れた人。
(4)中高年になって初めて登山を開始した人。

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ハイキングブームの危険性

 そして、今空前のハイキングブームが到来しています。

 しかし、このブームにも危険性があります。以前に本格的な登山の経験がある人ならまだしも、基本をまったく知らない人が、ただ、やみくもに山に登りたいとの気持ちから特に最近の「百名山ブーム」にも乗っかって、これを目指す中高年登山者が増えてきているのです。あなたが登るから私もなんて軽い気持ちで登山を始める人のなんて多いことでしょう。

 そして、本人の登山知識不足から各種のトラブルを引き起こしているのです。
そして、もっと怖いのは、現在はハイキングなのか山歩き、はたまた「登山」なのか、この区別があいまいなことです。小さなザックにお弁当に水筒とお菓子を持って、果敢に山々に挑戦する人のなんと多いことでしょう。

 このサイトは、決してこれらを否定するものではありません。しかし、最低限の知識は必要であることを知ってほしいのです。そして、安全で楽しいハイキングの世界を是非、皆さんに経験してほしいと願うばかりです。



ハイキングのすすめ

 

ところで、ハイキングって一体なんでしょうか。ハイキングは、もともと田舎や郊外を歩き回ることで、その語源は英語で“てくてく歩く”あるいは“仲良く歩く”という意味を持ち、仲間や家族で行う楽しさを伴う徒歩での旅ということになります。



ハイキングの効用


 歩くことは、健康によいとされています。いくつもの効果がありますが、次のような利点があげられているようです。


(1)全身の筋肉の7、80%を使う全身運動になる
(2)血行が良くなり、代謝が促進される
(3)血糖値が下がり、血中脂肪やコレステロールも減少する
(4)血圧も高くなりにくい
(5)骨の老化を防ぐ
(6)姿勢が良くなり、腰痛の予防ともなる
(7)ひざの周りの筋肉をつくり、ひざの痛みの予防となる

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ハイキングによる有酸素運動

 

運動をすると脂肪も燃料として燃やされますので、所謂、「生活習慣病」の原因となる過剰な脂肪の蓄積を防ぐことができます。食物を酸素で燃やしてエネルギーを生み出す運動を「有酸素運動」と呼んでいます。一般的によく言われるように、ジョッキングなど低強度で長時間続けられる運動が「有酸素運動」です。そして、これからこのWEBでおすすめする「ハイキング」「トレッキング」「登山」も典型的な有酸素運動です。

 ところで「ハイキング」と同様の言葉に「ウォーキング」というのがありますね。「ウォーキング」は身体への負担が小さく、安全にできるという点が優れていますが、どちらかというとご近所を回るようなものですので単調で飽きやすいという問題点があります。また、ウォーキングをする場合、1日に1、2時間が限度ではないでしょうか。これに対して登山は、最低でも2、3時間は歩くことになります。

 さて、様々な運動によっては、1日に200から300キロカロリー程度のエネルギーを消費するといわれていますが、マラソンで使うエネルギーは、およそ2000から2500キロカロリーです。4、5時間位のハイキングでも1500キロカロリー位のエネルギーを消費しているといわれています。確かに1時間あたり使うエネルギーは少ないのですが、運動時間が長いからこれほどのエネルギーを消費してしまうのです。
 
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中高年ハイキングの際しての注意

 

先ほど述べましたように、最近では、単なる「ウォーキング」や「ハイキング」では物足りず、果敢に登山に挑戦する中高年の方もおられます。
 しかし、山は、必ずしも安全ではないことを肝に銘じるべきです。道に迷ったり、転倒や滑落などの事故は、ベテランの方でさえ完全には防ぎきれません。
 また、普段の都会生活ではあまり使わないため、急激な運動でひざや足首を痛める事故も少なくありません。また、暖かくなると「まむし」のような毒ヘビ、あるいは、場所によってはクマやいのしし、サルといった野生動物にばったり遭遇することだってありえるのです。

 また、山の気候にも十分注意が必要です。夏には落雷、大量の発汗による脱水症、秋や冬にはみぞれや吹雪により体温が低下し、疲労のため動けなくなる低体温症に陥り凍死するケースだってあるのです。また、安易に出かけた2000メートル以上の山で高山病から肺水腫(しゅ)を起こしたり、悪くすると死亡することもあります。

  若い年代での登山事故の原因には、滑落・転落があり、その背景に睡眠不足と強行軍が多いといわれています。若さゆえついというものでしょうか。
一方、、中高年の場合は、最大の問題は、何と言ってもトレーニング不足による低い体力です。専門家は、中高年もハイキングならまだしも山に登るなら、まずメディカルチェックで心肺機能に異常のないことを確認し、最低でも週2、3回は1時間程度の速足歩きをしてほしいと言っています。それも脈拍100-140/分を維持するというのですから、かなりハードなものです。登山を始められようとしている皆さん、このことを是非念頭にいれておいてくださいね。
 
 そして、さらにいいのは、負荷調節付ステップマシン(1万円程度)を毎日20分ほど踏むこと。山の登りでは平坦な道の何倍も体力を消耗します。ふだん階段も昇らない生活をしていると足が上がらず、すぐに足がガクガクになって歩けなくなるし、膝を痛めやすく、下りで歩行不能となる中高年も多いからです。








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