都留市(大幡川、玉川、杓子流川)5月22日

 15日に大町の小林師匠よりテンカラ釣りの手ほどきを受け、今回はなんとか上げてやるぞという気持ちで釣行した。まずは玉川スターランド前に午前5時45分に到着。すでに二名ほど先行者がいる。割り込みたくないのでそのまま上流へ行く。そこは人はいなかったが木がえらくってテンカラができる場所がなかった。

 そこをあきらめ大幡川の中流へ。宝小学校横より入渓する。ここから千代川橋手前まで2時間釣り上る。中流と言っても民家の裏を流れる10メートル未満の川でもう少し水量があればポイント豊富な川だ。1時間程教えて貰ったとおり基本に忠実に毛針を打つ。ほどなく石畳状の流れの横に深い淵があるポイントにでる。石と石の間にいかにも魚が潜んでいそうだ。そこを狙って毛針を打つ。はたしてどうか。毛針を追って来たようだが食ってはくれなかった。空しくしっぽだけが見える。もう一度流すが出てはくれなかった。ここはしっぽだけでも見えたのだからよしとしよう。

 次に30メートル程の橋の下で流れがS字型になり、流れの半分が橋脚に当たり緩やかな淵を造っているポイントに出る。まるでここに魚がいなかったら嘘だと思えるような所だ。さっそく毛針を打つ。きょうは白黒まだらのドライを使用 流したとたん竿をもっていかれるようなビビビッというアタリを感じる。が、肝心の毛針を食う瞬間を見ていなかったため合わせそこなう。

 バカですね。ヘボですね。ドジですね。焦ったのもあるのですが、橋をちょうど通りかかった蛍光オレンジのジャケットを着たオバサンが目に入ってしまったからでした。ツクヅク残念でたまりません。記念すべき第一号かもしれなかったのに。釣りをする時はヨソミしたらイカンという教訓でした。その後はアタリなく8時30頃、宝小学校横に戻る。そこで川虫をとる。ヤゴとザザムシ採取。宝鉱山堰堤下へ行ってみる。途中、千代川橋、一ノ橋のあいだが8日に行った時よりも渇水が進んでいる。去年の同時期よりかなり少ないようだ。堰堤下は当然、先行者あり。多摩ナンバーだった。川虫を川に戻し続いて杓子流川下流へ。

 ここは桂川と杓子流川の合流点手前で数多くのアングラーに知られた所。9時30分頃到着。大きな淵が多いためフライ、ルアーの人が多い。市内を流れてきた水なのでかなり臭う。先行者は上に5人。下に3人。                                                          初めて漁協組合監視員に会う。年間券を持っているので手をふって挨拶する。1時間程毛針を打ってみる。アタリなし。しかしここで思わぬ事故にあってしまった。右腕を蜂らしきものに刺される。最初、チクリとしただけで痛みもかゆみもなかったが家に戻った頃には丸太のように腫れてしまった。

 そして、とどめはガレ石に脚を滑らせ転倒してしまったこと。お尻から落ちたのだが痛めていた首をさらに変な格好で捻ってしまい、むち打ち状態になってしまった。その場では何でもなかったが家に近付くにしたがい前と左しか向いていられなくなり、痛みも激しくなる。家に着いた時は右下が向けないので泣きながら車庫入れしたほどだ。これでしばらく釣りはお休みになりそうだ。どこからか「もう若くないだから」という家人の声が聞こえてきた。

今回は魚の写真ないです。申し訳ないです。魚の写真が撮りたいです。


99年釣り三昧へ戻る