ルービックキューブの誕生
 ルービックキューブは、ハンガリーのE.ルービックが、1976年に特許を得た立体型ローテイティングピースパズルです。 ルービックは、考案当時はブタペスト芸術アカデミー助教授で、基礎造形、空間と形態などの科目の指揮をとっていました。 学生たちが、紙に線を引き、粘土で模型を作り、色を塗って満足しているようではいけない、もっとダイナミックに空間と形態 などを学ぶ方法はないかと模索する中で、1974年夏、2x2x2キューブの回転機構を完成、続いて3x3x3機構も解決 したといわれます。そして1975年1月、特許を申請しました。ルービックキューブが市場に出て以後の人気は、異常と呼ぶ べきものでした。玩具自体も考案者ルービックも多くの賞を獲得し、ルービックには名声が、ハンガリーには大きな富(外貨) がもたらされました。ハンガリーでは、1982年には記念切手や切手つき封筒が2002年には四角い記念コインが発行されました。
日本の、ルービックキューブブーム
 外貨を獲得できるとハンガリー政府が量産を始めたころには、数学者だけでなく、ロンドンやニューヨークの市民が流行病 の熱に浮かされ始めました。日本でのマスコミの第一報は、朝日新聞の「新・遊びの博物誌」という記事(1980年6月1日) でした。日本では、(株)ツクダオリジナルが1980年にアイデアル社製品を輸入、日本国内の独占販売権を獲得しました。 デパートにキューブが並び始めた7月には、1980円という子供玩具らしくない値段であったにもかかわらず、商品が 奪い合いになる混乱が生じ、この異常な人気を冷やかすように報道したマスコミに逆にあおられ、キューブ熱はさらに拡大・加速 されました。日本の販売元の輸入・供給が追いつかず、キューブ飢餓状況が生まれました。 ひそかに大量生産されたそっくりキューブが非合法のまま街頭で公然と、しかもばら撒くように販売されました。

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