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大会での音響
1.はじめに 2.暗黙のルール 3.操作把握
4.選曲について 5.リハーサルまでにしておくこと 6.音響の難点
< 音響説明 >



はじめに

高校演劇をしていて音響という仕事に就いた人は少なからず情報量の少なさに驚くはずです。「上演校の音響担当の人はリハーサルまでに機材のあらかたの操作を把握しておくこと。」と書かれたプリントを一枚渡されるだけ・・・。あらかたってどこまで?その前に演劇での音響って何?と疑問を抱いた人用にこのhtmlは制作されています。

  • このhtmlは三年間演劇の音響と千葉中央発表会の実行委員会、ならびに放送委員会を勤めた経験から成り立っています。恐らくではありますが今の高校演劇の音響の実態に限りなく近いと思われます。しかし、経験による盲目的な判断、偏見が含まれてしまっていることをご了承ください。
  • ここで説明する「音響」とは現在の高校演劇における市川北高校の独自の解釈として制作されています。すなわち、プロの音響や、劇団の音響とはまた違った解釈や表記などが含まれていますあらかじめご了承下さい。



暗黙のルール

*題名が「暗黙のルール」なんてのになっていますがよく考えれば分かることです。ここにあげることはあくまで注意点です。


1.舞台上で綱元を扱っている時は音を出さないこと。

まず、音響卓にいる限り、自分は綱元が原因の怪我をする危険性が無いことを理解して下さい。音響は決してとは言い切れませんが高校演劇の中で最も危険性が少ない仕事です。はっきり言ってしまえば音響より危険性が高く神経を使わなくてはいけない照明や舞台が最優先ということです。舞台上での指示が通らなかったために起こる事故などを極力避けるために綱元作業中は音出しを避けて下さい。
*やむをえぬ場合はステージモニターを切って客席のみに音を出す方法がありますが正直な話好ましくありません。

2.知ったフリをしないこと

当たり前ですね。生半可な知識は誤解や事故の元です。・・・しかし疑問が残ります「音響は照明のように知識が統一されているか?」という疑問が・・・されていないのが現状です。
*分からないことがあったら素直に会館の音響の人や実行委員に聞いて下さい。例え知っていることでも会館により呼び名が違ったりする場合があったりします。

3.環境に文句を言わない

いざ発表する会館の設備を見て「ウチの部室方が設備がイイナ」とか「これよりいい設備に慣れてる」とかは心では思っても口には決して出さないで下さい。与えられた環境は平等ですので文句はつつしんで下さい。
*通常、会館などでは大地を揺るがすようなの轟音は出す必要が無いので出ないようになってます。



操作把握

*ここでは知っておかなければならない操作をあげておきます。

1.自分の高校を知る

まず自分の高校の使用するメディア(ソース)を知って下さい。何のことかというと劇中に音を流すためにはカセットテープやMDなどが必要になってくるのでそれが何であるかを把握しろということです。
*カセットテープはちゃんと「カセットテープ」といいましょう。「テープ」だけだとオープンリールと間違われてしまうかもしれません。

2.それを流すために何が必要か?

メディアはある、MDだ。さて会館にいってみたらあら不思議。MDを流す機材がない・・・なんてことは避けましょう・・・本当に。ほとんどの地区には共通の音響機材があるはずです。それがカセットテープなのかMDなのかを把握して下さい。機材が持ち込みの方がいいのかそれとも共通のほうがいいのかは正直どっちもどっちです。使い慣れた機材があってそれを持ち込めるなら前者の方が無難かも知れません。
*カセットテープの場合は録音方式と再生方式を統一して下さい。ドルビーNR、A、B、C、普通のいずれかのはずです。
*MDにも同じことが言えます。ATRACなのかATRAC3なのかの確認は確実に。通常録音なら規格はまだ統一なので下手に最新の録音方法にとらわれない方が無難です。

3.ミキサーへのつなげ方

ミキサーへの接続例は別個で説明していますのでそれを参考にして下さい。これもまた方法が沢山ありますので迷わな注意が必要です。尚、ミキサーの持ち込み機材の接続コードは必ず自分達で用意して下さい。
*ピン入力がないミキサーもありますので標準での入力が無難ですね。

4.ミキサーの把握

一番の難関ですね。どこまで知っていればいいのか・・・。とりあえずゲインとパッドの意味が分かっていれば問題ないですね。あとは入力と出力の概念です。
*音が出ないからといってフェーダーを上げ切ってはいけません。会館の音響設備その物が壊れる恐れがあります。
*「ミキサーへの入力信号はまちまちだからゲインっていうつまみを使って入力信号の音量を同じスタートラインに立たせてからフェーダーを上げる」これが分かっていれば多分大丈夫でしょう。ほとんどの会館では入力したら即音が出るような環境にされているはずですから。それ以上を知りたい方はどう音が出るか?を見て下さい。



選曲について

市販されている音を使う際は、まずは必ずCDは買いましょう。複製した音源を使用できるのは、手元にソース(録音したCD)などがある場合に限られます。
*そのほか、音楽著作権のルールに従いましょう。

 注意点

他人の美学をとやかく言う気はないんですが劇中に今流行りのサントラを使うのは勘弁してほしいです。それを使用するにあたっての狙いがあるなら別 ですが・・・。
*選曲するならその曲自身にイメージがない方が無難です。
*もちろん自分で作曲したMIDIなどや著作権を放棄してあるものに対しては上記の法律は無効です。
*テレビ、ラジオから録音したものは使用できませんので注意しましょう。



リハーサルまでにしておくこと

*リハーサルまでにしておくことってなってますけどたいしたこと書いてません。書いたらキリないんで・・・。

1.経験者に聞く

自分の部活の先輩なりにまずは聞いてみることです。いない場合は自分の地区の音響経験がある人を探して聞いてみて下さい。
あとは練習中に本番同様の環境で仕込みをしてみればだいたいの必要なものや気を付けなければならない事項などは分かるはずです。

2.無理のない音響プランとは何か?

わたしの地区のプリントには「音響担当者は無理のない音響プランを制作すること」と書いてあります。無理のないってことはできる範囲のことですか?昔から疑問だったんですが挑戦した方がいいのか自分の力量を超えることはしない方がいいのかどっちなんでしょう?演出の都合上でわたしは8フェーダーを同時に扱ったことがありますが何とかなるもんです。結局無理のない音響プランって何なんでしょう?

3.聞きなれたソースを作る

音質にこだわる場合でもそうじゃなくても聞きなれた音楽があるととても便利です。音量の目安になったりしますしね。なにより使えるのは本番直前に音が出るかを確認しなければならない場合です。これから上演するのに使う音楽を流すのはネタばらしですからね。

4.その他

*機材に共通を使用するならたいして問題はないのですが問題は持ち込みの場合です。持ち込み機材の場合確認しておくと便利なことをあげておきます。
・コンセントの数・・・持ち込む数によるんですがACアダプターがかさばるんです。二股は持っていきましょう。
・リモコンの有無・・・最近のミニコンはリモコンないと出来ない操作が増えてます・・・。一応持っていきましょう。

備考。当たり前のように使ってるので覚えておくと便利です。

F.I フェード・イン。だんだん音を流すこと。
F.O フェード・アウト。だんだん音を消すこと。
C.I カット・イン。いきなり音を流す。
C.O カット・アウト。いきなり音を消す。
C.F クロス・フェード。だんだん音を入れかえること。
C.C カット・チェンジ(クロス・チェンジ)。いきなり音を入れかえること。



音響の難点

一度でも高校演劇で音響をなされた方なら音響という仕事の優先順位がカナリ下位であることに気付くはずです。舞台や照明と違い仕込みの時間も計られないですし・・・。リハーサルでもなんでも共通照明仕込みの次に自分の高校がある場合は恐らく音響の仕込み時間が50分くらいはあるんじゃないでしょうか?音響の仕込みなんてスグ終わっちゃうんですよ・・・。音響は忍耐力だとわたしは思います。照明仕込みが長引いて音響の確認する時間がないなんてこともまれにあります。悲しいですね。