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DONEK 180GS(2006/04/11)

最近は忙しすぎて、WEBページもblogの更新もすっかりサボっておりますが、昨年DONEKのGS180というボードを購入し滑ってみたのでインプレッションなぞを書いてみようと思います。日本でのアルペンボードの選択肢が減ってしまっているので、海外ボードを買うという選択をしました。皆さんが購入するときの参考になればと思います。

このボード、個人輸入で直接DONEKから購入しました。当時の購入にかかった費用としては、
1.ボード本体価格$550・・・当時のレートで60000円
2.ボード送料(Fedex)$85・・・9400円
3.通関手数料・・・1500円(だったと思う)
で、合計7万円ちょっとで入手しました。今だとDONEKが50ドル値上げしていること、円安であることが重なり80000円くらいになってしまいますが....

DONEKボードの特徴としては、全てのボードが受注生産になる。自分の好きなシェイプ、フレックス、カラーが選べます。僕はDONEKの社長であるseanとメールでやり取りを数回やって、僕の体格、好みのボード等考慮してもらいカタログスペックのGS180をリコメンド(推奨)してくれました。ちなみにDONEKのWEBをみると凄まじい数のカタログモデルが存在します。(一度オーダーされたものは自動的にカタログに追加になります)色は派手にしようということで”金色”にしてオーダーしました。

発注後約1ヶ月で手元に届きました。(DONEKが発送してから3日で届いています)梱包を開けてみると、まさしく金色に輝くボードがでてきました。もうあまりに下品すぎて笑ってしまいましたよ。かみさんは”馬鹿な色だねぇ”といって呆れているし....デッキには”Made for shinya sudo"と名前まで入っており、まさに自分用のボードでしかも世界に一台しかないものですね。結構嬉しいですよ。

DONEK180GS.JPG

180cmの板ですがサイドカーブがきついため短く見えるかな?!

ボードの造りはいかにも手作業ですって荒いところはありますが、別に滑りには関係ないので気になりません(僕は、ですけど)。基本的なボード構造はウッドコア+グラスファイバー補強の典型的なサンドウィッチボードです。トップシートが非常に薄いためグラスのメッシュが浮き出ているのとウッドコアが透けて見えますね。
実際に触ってみると...
1.驚くほど軽い!!!
2.フレックスも”こんなんでいいのか?”くらい軟らかい。
3.ボード全体がしなやかに撓む感じ
今まで使ってたボードがYONEXとBURNER188だからねぇ。

ボードスペック
Over all Length:1800mm
Effective Edge length:1610mm
Side Cut Radius:14000mm
Waist Width:185mm
Donek flex pont:8.5
(これはDONEKの中だけで比較できる数値)

Binding setting
Binding:CATEK Olympic Stepin
Stance Width:505mm
Front Angle:54deg
Rear Angle:51deg
Front side cunt:0
Rear side cunt:0
Front toe up:2deg
Rear heel up:6deg

滑る前に1度ショップに持ち込みエッジ、ソールをチューンしてもらいました。これで初滑りに行きます。

実際に滑ってみると...
もう一本目からニヤニヤしていましたねぇ。(BURNERの時とは大違い)180cmのGS用ボードなんだけど、サイドカーブ半径は14mと少し小さめ、軟らかめのフレックスということで、面白いくらい小さく廻れます。

手で触ると頼りないくらい軟らかいですが、滑ってみるとしなやか感が前面に出てくると言う感じで頼りなさはなし、トーションとのバランスも良いのでグリップも抜群ですね。ただし、板のカエリ反応という意味ではかなりマイルドな感じですねぇ。
かと言って、板が走らないのか?というとちゃんと走る、中斜面でミドルターンするとグイグイ走って気持ちよく滑っていられますね。
グリップに関していうと、バックサイドで手を着こうが、ケツを擦ろうがそのままネバネバネバとグリップを上げていきます。フロントサイドもそれは同じでつい後膝をスリスリするまで板を立てに行ってしまいます。

フレックス、サイドカーブ、グリップのバランスが良いので、急斜面でも安全に楽しくフルカーブすることができるし、ちょっとスピード出すぎたなぁと思えば板を立てて踏み込むと安全なグリグリカーブでスピードコントロールなんぞも可能です。(これは、邪道ですが....)

板によってどんな滑りをしたらいいかなぁと思い、いろいろとお試しをしてみました。DONEKはアメリカはコロラドで製作されているので、アメリカンライダー風な乗り方をするのがいいかもしれないなんて考えたりしてました。
結果、やはりアメリカンな乗り方がいいようですね。
板のカエリが速くないので、ターン切り替えし時踏んで、その反応を貰って切り返すとかなり自分で動かないといけません。一方アメリカンライダーよろしく低い姿勢を保ったまま、板が自分の下を通り過ぎるタイミングで身体を谷側へ落としてやると、綺麗に切換ってくれる。先日も富良野のW-CUPでDONEKを使用している選手が低い姿勢のまま切り替えて滑ってたな。
ま、今シーズンはあまり満足に滑れていないのでなんとも言えないけど、北海道で硬めのバーンで急斜面を滑ったときは非常に滑りやすく楽しかったな。

また、来シーズンこの板でガンガン滑ってみたいですね。海外にはDONEK以外にもいろいろとメーカーはありますよ。

http://www.coiler.com/COILER:JJアンダーソンも使ってる。

http://www.pogo-snowboards.de/indexE.htmPOGO:ドイツ

http://www.kessler1.ch/  OXESS:スイスのジル・ジャケが使ってる。

http://www.kessler1.ch/KESSLER:ショッホ兄弟が使用

http://www.extremecarving.com/swoard/swoard.html SWOARD:EUROのEXTREM CARVER御用達

まだあるとは思いますが、このあたりまで。

最近は国際宅配が充実していますので、個人輸入もそんなに大変ではないと思います。英語が多少できればなんとかなりますよ。僕自身も英語の辞書片手にメールを書いてなんとか通じていますので。周りに英語ができる人が居れば助けてもらえばOKですね。メーカーの人達は僕の下手糞な英語でもいやな顔せず(顔は見えないか!?)懇切丁寧に返事を書いてくれますよ。

 

 

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