ひげじぃのセッティングについて(補足)

・スタンス巾の設定
私がスタンス巾を設定する際最も重要視するのが、安定性です。この為には広い方がいいということになります。私自身の設定法としては、ボードが操作出来るギリギリまで拡げてしまっています。巾の設定はカント・リフトとの兼ね合いも出てくるので、カントリフト量が小さい場合はちょっと狭め、カントリフト量が大きい場合は広めって感じになると思います。

・バインディングアングル
レースボードの場合は、板にあわせてしまってます。とはいうものの最近の板はウェスト巾190mm前後が多いので、私の場合は前54deg、後51degという数字になりますね。決め方としては、後ろ足の角度を板にあわせて決めます。板を目一杯立てた時にブーツが引きずって転倒しないのを目安にします。前足側は後ろに対して+3degくらい(一目盛)前に振る。私の場合、サイドカントなしなので前後の角度差が大きいと、動きにくいので3度差にしています。角度差なしの平行アングルでもいいかもしれませんね。
一方、SX用の巾広のボードをハードブーツで乗る場合は、前42deg、後33degくらいです。レースボード同様、後ろ足の角度を板になるべくあわせますが、30degを下回ると、板を起こしにくくなるので、この位です。前足については、アンギュレーションを取りやすくするのにレースボードに比べて角度差を大きくしています。腰の向きは両足の膝の向きで決まってしまうので、前足を少し多めに振って腰をちょっとだけ前向きにします。フロントサイドでアンギュレーションとりやすくなります。

・サイドカント
レースボードの場合は基本的にサイドカントなしです。スタンス角度が50deg超えていて少し前向きということと、膝を曲げて踏んで行ったときに足裏を真っ直ぐ踏めていけない感覚があるから。特に後ろ足はない方が良いですね。バックサイドの時に後ろ膝を前に少し寄せることで切れを増すことが出来ますし、フロントでも膝をエッジ方向に押し込みやすくなります。
巾広のSXボードの場合も基本的には同じなんですが、角度が横を向いている分、サイドカントが少し入っていてもいいと思っています。私自身ここは結論でていません。

・リフト
スタンス巾が広いことも影響していますが、私のリフト量は大きめでしょうね。両足に均等に入れています。最初は後ろ足だけって感じでしたが、前に乗りすぎになることもあり、今は均等になってます。スタンスが広いとこのリフトが非常に重要になってきます。スタンスが広いのにリフトがないと、全く踏めません。また前足つま先側、後ろ足可かと側をあげておくことで、フロント、バックとも踏み込みやすいですね。特に前足のトゥアップは効果あります。唯一の難点は片足スケーティングの時に勝手に曲がって行こうとするので、慣れが必要なくらい。
SX用のボードはレースボードと比較すると、リフトは少し低め。横を向いているのでリフトを大きくしちゃうとちょっとした動きでエッジが噛みついてしまいます。私の場合は、前後ろとも10mm弱くらいでしょうか。カントと3D的に絡んでくるので、なんとも言えませんが....SX用についてはレースボードに比べてスタンス巾をちょっと狭くして、カントリフト小さめがいまのところ調子いいです。

セッティングに関しては、いろいろと悩みましたが、こんなところで落ち着いています。セッティングを変えたら、まず部屋の中でボード装着していろんな動きができるかどうかチェックしましょう。(滑っていない状態で動けなければ、滑っている状態では全くもって動けません)また、変えた時はちょっと違和感を感じることもあると思いますが、しばらくはそのまま乗り続けることをお薦めします。よっぽど合わないセッティングでない限り、少しの時間で慣れると思いますので。(ん?ということはセッティングは適当でいいのか?っていう考えも逆にありかもしれませn。わはは)