どん底の苦しみ 夫は出て行ってしまった。 三人の子どもをかかえて 生活はゆきづまった。 失対労働と生活保護に頼りながら二坪の床にゴザ二枚と畳一枚を 敷いただけの住居。 家財は寒さをしのぐ夜具二枚。 雨もりはひどいし 傘もない。 生きているだけの生活で 自殺をはかったこともある。 「被爆者とともに」