うつろ 母は、頭や足は真黒に焦げて 胴体は生焼けでした。 母の姿を見ても 悲しいとかなんかじゃなくて 自分自身何か魂の抜けたような …ただもう うつろな感じで …… ここが家だったら やはり母かも知れません。 龍 知江子