草木染めの手順
染める布 ハンカチ
絹など動物繊維はそのまま良く染まりますが,木綿など植物繊維は事前にのりを落とし、大豆でできた呉汁(ごじる)に浸ると着色が良くなります。
1、絞り(しぼり)入れ 幾何学模様や丸い模様をつくる
ハンカチを折りたたみ、2箇所を輪ゴムで止める。 それをくり返す。
染め液を作る エノキ
2、染める布の3倍の重さの「エノキ」の葉を集め、ハサミで細かく刻む
3、鍋に、布の重さの30倍の水と染料の葉を入れ、20分煮る。
4、染める布を、葉を入れた鍋に20分浸ける。
媒染液(ばいせんえき) 硫酸第一鉄
(染めたい色により、ミョウバンなど媒染液を変えてください)
水2リットルに対し、薬品40グラムを入れる。(2%の溶液を作る)
5、媒染液に20分間浸ける。
6、水洗いし、輪ゴムを解くと、素敵な模様が現れます。
7.良く水洗いし、屋外で乾かす。
8、アイロンをあて、形を整え完成です。
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エノキ (ニレ科) 榎
大きな木の下に立つと涼しさを感じます。
夏には、たくさんのタマムシが飛び交い、
葉は日本の国蝶「オオムラサキ」を育てます。昔は街道の1里塚や村の境界、棚田の斜面の土止めとして植えられたたいせつな木です。
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